先週このブログでも特集したマースレニッツァ(バター祭り)が終わると、
パスハ(復活祭)までのおよそ7週間、ロシア正教信者は大ポスト(大斎期)を
迎えます。
キリスト教の精進期に当たるこの時期は、
パスハを前に身を清めるために食事を制限する期間で
肉や魚、牛乳など動物系のものを食べてはいけないそうです。
ポストは年に数回ありますが、このパスハ前のポストは
ヴェリーキー・ポストと呼ばれて最も長い48日間も続きます。
ロシアの多くのレストランやカフェで、
野菜中心の“Постное меню(ポスト用メニュー)”が登場します。
この日ポスト期の友人が選んだメニューは、
そばの実のお粥、キノコのスープ、人参とキャベツのサラダ、ポテトグラタン、木イチゴのコンポート、黒パン・・・などなど。