大型連休があけて、建設現場の工事再開など少しずつ外出制限が緩和されていくモスクワ。通りには車も人も少し増えたように感じられます。
一気に感染者が増え、厳しい外出制限で生活が激変した3月、これまでマスクの習慣のなかったロシアの人々がマスク姿に。ステイホームが続いた4月から5月の大型連休には、皆がマスクだけでなく手袋を着用するようになり一時的にマスクや手袋が街から姿を消しました。
☆【モスクワの新型コロナウイルス対策】モスクワの日常が非日常になった3月！非日常だったロシア人のマスク姿は日常へ・・・そして手袋も！
☆【ロシアの新型コロナウイルス対策】マスク＆手袋を義務化！ステイホーム継続中のモスクワ 4月〜5月連休
そして連休明けからはマスク＆手袋が必須になる場所が増え、ちらほらと入荷し高額で扱われていたマスクや手袋が、特設コーナーで一般的な価格で販売されるようになっています。
△手袋、マスク、除菌ウェットティッシュ、除菌ジェル、ハンドソープ、お掃除用品など
△ビニール手袋（中国製・100枚1259ルーブル）
△使いすてマスク（中国製・5枚186ルーブル、10枚349ルーブル）
△ニトリル手袋（マレーシア製・40枚959ルーブル）、（ドイツ製・1枚199ルーブル）
△すっかりマスク姿が定着してきたロシア人、こんなデザイン性のあるロシア製の布マスクも登場しています。黒やブルー、ピンクなどカラフルなもの、レースやリバティ・プリントなど柄付きのもの、子どもが喜びそうなイラストや刺繍つきも・・・！（デザインにより1枚190ルーブル〜）
△手作りできる簡易タイプの使い捨てマスクも。クッキングペーパーのようなロールから必要分を切り、耳にかける切り込みを入れたら完成です。
△先週までアルコール消毒除菌が設置されていたスーパーの入り口には、手袋やマスクを忘れてきたお客様が無料で自由に使用して良い使い捨ての手袋まで置いてありました。
△病院の入り口には、新型コロナウイルス検査を受けられる場所を示す表示。PCR検査を受けた人の数は著しく多く、860万人
△СТОПКОРОНАВИРУС.РФ(ロシアの公式情報が確認できるストップコロナウイルスのサイト)では、感染者数はトータルで344,481人、1日あたりでも昨日23日は9,434人、本日24日は8,599人と予断を許さない状況です。
長い冬のあと、ロシアの桜チェリョームハが咲き、モスクワ植物園の日本庭園ではソメイヨシノが咲いて、5月半ばになるとモスクワの街はライラックが満開に近づいています。この1週間はリラ冷えで、朝夕には１桁まで下がる肌寒い雨の日もありました。これまでは花粉症でも風邪でもマスクをつけにくかったモスクワですが、今後はウイルスや花粉など予防のためにもマスクが定着しそうです。
