プーシキンの時代からさらに遡り、12世紀のトルジョクのクレムリンを訪れました。
△Новоторжский кремль (Адрес: Старицкая ул., 3, Торжок, Тверская обл.)入場券は大人1人50R。
△クレムリンの入り口を入ると、目の前には緑の平原が広がり、昔の武器なども展示されていました。
△クレムリン内の高台からはトルジョクの町を一望できます。
△Церковь Благовещения Пресвятой Богородицы в Торжке
△Памятник Ефрему Новоторжскому
トルジョクの町を流れる美しいトヴェルツァ川に沿って、すぐ近くに見えた修道院を目指します。町の中には、廃墟と化した美しい建物が点在しています。
△気になる煙突・・・?
△足元に気をつけて!橋も崩れそう・・・
△町の中心部にあるこちらの聖堂(Спасо-Преображенский собор)。しかし一歩なかへ入ると・・・
△宗教弾圧によりソ連時代には内部が工場として使われましたが、現在は再び十字架とイコンが置かれ祈りの場所になっています。資金不足で修復が難しいまま今日に至っているとのことでした。
△Церковь Параскевы (Пятницы) Великомученицы
△ボリソグレプスコイ男子修道院(Борисоглебской мужской монастырь)に到着。
△▽教会の中を見学した後、横にある小さな博物館へ。トルジョクの歴史をさらに深く知ることができます。
△そういえば昨日トルジョクの町を散策しているときにトヴェルツァ川にかかる橋のたもとでリボフ像を見つけました。この修道院の敷地内の聖堂は、トルジョクの近くの村で生まれ帝政ロシア時代に活躍した建築家ニコライ・リボフ(Николай Александрович Львов 1819−1853)の作品です。トルジョクをはじめ、サンクトペテルブルクやモスクワにもたくさんの優れた建築作品を残しました。トルジョクの近くにあるお屋敷(Усадьба Знаменское-Раёк・写真右上、右下は屋敷内の客間)や、丸石の橋(Валунный мост・写真左中央)などもぜひ見てみたくなり、足を伸ばすことにしました。
△トルジョクの町の北、建築民俗野外博物館ヴォシリョヴォ(Архитектурно-этнографический музей под открытым небом “Василево”)
△リボフ設計の丸石の橋(Валунный мост)
△植物学者で園芸家として、また詩人や音楽家としての顔も持つリボフの作品は、まさに総合芸術で、この橋も“石のシンフォニー”と称されます。
△たくさんの人がキャンプのテントを張ってバーベキューをしたり、釣りをしたり、バドミントンをしたりして休日のひと時を楽しんでいました。
△△さらに車を走らせ、次はズナメンスコエ・ラヨクの邸宅(Усадьба Знаменское-Раёк)へ。
△かつての栄華を感じさせる案内図。
△今はすっかり廃墟のようになってしまっていますが、目を閉じると舞踏会の音楽や人々のざわめきが風に乗って聞こえてきそうな。当時の栄華を感じさせるとても美しい場所でした。