今から100年前の1919年、ロシアの物理学者レフ・セルゲーヴィチ・テルミン博士が発明した世界最古の電子楽器テルミン。楽器に触れることなく美しい歌声のような不思議な温かさをもつ音色を奏でることが出来ます。
△日本を代表するテルミン奏者である竹内正実さんは、1993年にロシアに渡りテルミン博士の直縁の愛弟子リディア・カヴィナ氏に師事。その後2003年に、日本で開発したのがマトリョーシカ型テルミンのマトリョミンです。なかからつぎつぎに人形が出てくる幸せの象徴マトリョーシカのように、マトリョミンの可能性はつぎつぎに広がって、たくさんのユニークな演奏者やアンサンブルが活躍するようになり、たくさんの聴衆を笑顔にして、2013年に272名によるマトリョミン合奏でギネス世界記録も樹立されました。
△私とマトリョミンの出逢いは・・・2004年。東奥日報に連載していたエッセイ『Хочу!ハチュー!』のなかで、竹内正実さんのマトリョミンを取材させていただいたときでした。そのご縁で、マトリョミン教則DVDのナレーションを担当させていただいたり、マトリョミン・オーナーのひとりとして、ミュージシャンのただすけさんとご一緒にラジオ出演したり、ギネス世界記録やテルミン博士生誕120周年記念 日露合同テルミンコンサートには、もちろんロシア国営国際ラジオ『ロシアの声』や『ロシア文化フェスティバル IN JAPAN』の取材を兼ねて伺い、その感動をご一緒させていただきました!
そして日露友好年の2018年にはなんと・・・マトリョミンの日ロ交流モデルを発表、さらにエレクトロ養命酒ヨーミン(養命酒型テルミン)も誕生しました!
△公式サイトのおやすみ養命酒キャンペーンでは、ヨーミンの使い方や歴史、そして動画もご覧頂けます。
△おやすみ養命酒CP エレクトロ養命酒ヨーミン ~子守唄篇~
△エレクトロ養命酒 ~ベートーヴェン交響曲第9番〜第9ブギ~
演奏はマトリョミンアンサンブル”Mable and Da”を母体とする”ヨーミン・シスターズの皆さん、ピアノはただすけさん。
養命酒のwebサイト「元気通信」では、竹内正実さんのインタビュー記事『平成最後の年末年始はテルミンの音色に癒されて』も掲載されています。新しい人やものに対峙するするとき、これが間違っている、あれが足りないと揶揄するのは簡単です。けれど、勇気をもって挑戦しつづけられる人は、目の前の小手先のことに惑わされず、その奥にある本当に伝えたい思いや可能性を信じて共鳴することができる天賦の才が与えられているのだと感じます。だからこそ、どんなときもきっといつまでも、心に響く演奏を生み出せるのだと思います。
△竹内正実さん、ナターリア・テルミンさんとピョートル・テルミンさん(2016年日露合同テルミンコンサートにて)
音楽とテクノロジーの豊富な知識と、ロシアへの愛、そしてテルミン&マトリョミンの可能性に挑み続けるロック魂。大仏のように圧倒的な存在感と優しくも不敵な微笑み、そして揺るぎない世界観と研ぎすまされたアンテナ・・・!竹内正実さんは、2019年1月テルミン発祥の地サンクト・ペテルブルグにて発明100年を祝うコンサートに出演中です。(紹介記事はこちら)
△テルミン博士の名前レフ(Лев ライオン)がテルミンを演奏するなんとも洒落たポスター
△マトリョミンの中身を拝見!
テルミン100年の幕開けをテルミン発祥の地でのコンサートで迎えられたこと、本当におめでとうございます!
マンダリンエレクトロン公式サイト https://www.mandarinelectron.com/