【英国のなかのロシア】昔と今が交錯するユニークなロシア料理レストラン「ZIMA」

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昔と今が交錯するユニークなロシア料理レストラン「ZIMA」(45 Frith St, London W1D 4SD)民芸品からロシア・アヴァンギャルド、そして現代へ・・・ロシア美術のなかで伝統的なロシア料理を味わうことができます。

△ウクライナの画家カジミール・マレーヴィチの絵がモチーフに!ZIMAはロシア語で「冬」を意味します。寒い冬にこそ美味しいお料理が多いロシア、今はある意味で冬の時期を迎えていますが・・・店構えはひまわりも咲いて夏らしくカラフル!

△メニューには青と黄色のウクライナ国旗カラーで、ウクライナ・フレーバーのスペシャルメニューが表記されていました。なんと、このメニューを注文すると10%がウクライナ支援のために赤十字に寄付されるそう。

△1階の壁は現代アーティストによるギャラリーになっています。この日はИрина Затуловскаяさんが描いたシェークスピアやドストエフスキーが見えます。

△2階は、民芸フロア!ロシアーの田舎町でみかける手描きのドアパネルやソリ、糸巻き車などが可愛らしくインテリアになっていました。

店名にもなっている「ZIMA(冬)」の季節、マースレニッツァの時期のソリ遊びを思い起こさせます。☆春を迎える!ロシアのマースレニッツァとイギリスのパンケーキ デー!

△メニューには、人気シェフAlexei Ziminによる伝統的なウクライナ&ロシア料理が並びます。

△先日ユネスコの無形文化遺産に登録されたボルシチ(☆ウクライナのボルシチ料理文化が、ユネスコの緊急保護が必要な無形文化遺産に登録

 

△ケフィールのオクローシュカ!ロシアの夏定番の冷たいスープ

△キエフ風カツレツはナイフを入れると・・・

△なかからとろーりと黄金色のバターが溢れてきます。鶏肉の旨味も凝縮されて、カリカリの衣とジューシーなチキンに絡みます。

△ビーフストロガノフ

△黒パン

デザートは蜂蜜ケーキ

△「ね、これ、なんだと思う?」食べかけの蜂蜜ケーキを指して息子がききます。「ヒントは、ロンドンにある建物」「正解は・・・シティ・ホール!」

△木曜から土曜日は、地下がカラオケ&バーになるよう。I will go to live in London, I will dream of Moscow の文字・・・さまざまな理由でロンドンで暮らすロシア人がここに集まってモスクワを懐かしんでいるのでしょうか。店内は店員さんたちの会話はもちろん、周りのテーブルでも電話でもロシア語が聞こえてきました。

△お化粧室(Жは女性、 Мは男性)

 

△店先に置かれていたチラシによると、8月24日にロンドンで、ロシアの司会者でショーマンのマクシム・ガルキンのコンサートがあるよう。こちらもチケット代の一部がウクライナに寄付されるようです。

近くには、モーツァルトのブループラークやマルクスが資本論を書いたレストランもあるSOHOエリア。

【夏の自由研究】ロンドンのなかのモーツァルトを訪ねて〜まとめ〜

【英国のなかのロシア】おすすめレストラン!マルクスが『資本論』を書いた場所でうなぎサンドイッチ!

お散歩していたら、偶然、詩人で画家のウィリアム・ブレイクが生まれた場所があったり、ロシアからイギリスへ旅行した時に偶然立ち寄ったレストランがあったり。歩けば歩くほど発見のある街です。

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