(2021.12.18) (→前編からつづく)さて、午後はいよいよオックスフォード大学へ向かいます。ちょうどクリスマス前の週末でクリスマス・マーケットが出ていました。
ホット・ワインの香りやホット・チョコレートの湯気、そして可愛いクリスマス・オーナメントの並ぶお店・・・イギリスではあちらこちらにクリスマス・マーケットが出ていて、毎年クリスマスを迎えることを皆が家族のイベントとしてとても大切にしていることを感じます。(☆【イギリスのお気に入り】伝統的なクリスマス・コレクション!2021)
△以前、大好きなウィリアム・モリス関連のものを取り寄せたBLACKWELL書店。
△そしてこのKing Edward Street No.14 には・・・
△ラスプーチンの暗殺を企て、ロマノフ王朝終焉のきっかけをつくったユスポフが住んでいた家もありました。帝政ロシア時代に、ロマノフ家と並ぶ資産を誇ったユスポフ家。フェリックス・ユスポフ公(1887~1967)は1909〜1910年にかけてここに暮らし、オックスフォード大学で美術を学びました。(関連☆
△オックスフォード大学は、クライストチャーチ・カレッジのほかにも、天皇陛下が1983年から1985年にかけて学ばれたマートン・カレッジや、皇后雅子様が学ばれたベリオール・カレッジなどたくさんのカレッジがあります。
ここクライストチャーチ・カレッジは、音声ガイドを聞きながら自由に見学することが出来ます。実際の学生さんの暮らしぶりやインタビューなどもあり、こんな素敵な大学で学ぶことが出来たら・・・なんて想像しながらキャンパスを歩くこともできます。
△この階段は、映画『ハリーポッター』シリーズのなかでホグワーツ魔法魔術学校の階段として何度も登場しました。
△こんなに美しい大学の食堂があるのでしょうか・・・!このグレートホールは同じく『ハリーポッター』シリーズの食堂のモデルになりました。ハウスごとに上級生から下級生まで座り、ろうそくが浮かび、幽霊が飛び交うなか、お祝いの食卓を囲むシーン、大好きです。今にも、ダンブルドア先生やマクゴナガル先生の声が響いてきそう・・・!
△現在も学生たちが利用しているこの食堂。昼食時間以外に見学できるほか、夏休みなど大学がお休みの期間には、学生寮に宿泊し、このグレートホールで朝食をいただくこともできるのだそうです。壁にずらりと並ぶ肖像画のなかには・・・
△オックスフォード大学で数学の教師をしていたルイス・キャロルの肖像画もあります。『不思議の国のアリス』を出版したあと、キャロルが人生で初にして唯一、ロシアを旅したことはあまり知られていません。(☆【モスクワ通信】新たな一面を発見!モスクワのなかのイギリスをピックアップ)
△美しいステンドグラスの光が印象的なホールですが、そのなかには、『不思議の国のアリス』をテーマにしたものもあり必見です!
△V&Aで開催された展覧会を訪れた後でしたので、感激も人一倍でした。(☆奇心旺盛なあなたと一緒に『不思議の国のアリス』の世界へ・・・@V&A)
△オックスフォード大学のグッズが販売されているショップではマトリョーシカも見つけました!
△同じく『ハリーポッター』の図書館シーンのロケ地にもなったボドリアン図書館へ。
△たくさんのロケバスや機材がセットされ、なによりも若い女性がたくさん集まって「きゃー!」という黄色い声が聞こえたので近寄ってみると・・・
△俳優のティモシー・シャラメ発見!『チャーリーとチョコレート工場』の撮影中だったようです。(☆【イギリス国内旅】『チャーリーとチョコレート工場』の甘い誘惑!キャドバリー・ワールドへ)
△クライストチャーチのキャンパス前には、アリス・ショップもあります。このお店はもともとはお菓子屋さんで、『不思議の国のアリス』のモデルになった少女アリスがよく通っていたお店だったのだそう。『鏡の国のアリス』ではthe Sheep Shopとして登場し、テニエルの挿絵にも描かれています。
魅力たっぷりのオックスフォードにはまだまだ訪ねたい場所がたくさん!ロンドンからも近く、冬の旅にもおすすめなのでまた訪れたいと思います。