現在の英国の国教はイングランド国教会。キリスト教の一派ですが、カトリックやプロテスタントとは異なり、国家元首であるエリザベス女王を首長としています。イギリスで最も大切に祝われるクリスマスのシーズン(☆【イギリスのお気に入り】伝統的なクリスマス・コレクション!2021)、ジュニア・スクールではキリスト降誕劇をやりましたが、アッパー・スクールでは『キャロル・サービス』がありました。地元の教会で、聖書の一節を朗読したり、美しいクリスマス・キャロルを讃頌したりします。
△学校では、この日に向けて校内でオーディションがあり、放課後に集まって練習を重ねてきました。(全員で同じことをやる、のではなく、やりたいことを選択してオーディションがあるのがイギリスの学校のスタイル)息子もオーケストラに参加したほか、弦楽カルテットでヴィヴァルディの『冬』の一部を演奏しました。Year8の憧れのお兄さんがいるのですが、彼のフルート独奏が素晴らしかった!
昨年も今年も、息子の学校夜音楽学校のコーラスはもちろん、教会コンサートなどでたくさんのクリスマス・キャロルを聴いて、一緒に歌って、大好きな曲がたくさん増えました。伝統的なものはもちろん、海外(イギリス以外)の国のクリスマスを祝う曲のエキゾチックなメロディーや言葉、現代の曲を合唱用にアレンジしたものも素敵でしたし、ナーサリーの子どもたちが手振り身振りをつけて歌う姿はまさに天使のようでした。
【みんなで歌える!伝統的なクリスマス・キャロルとお馴染みのクリスマス・ソング】
△♪Once in Royal David’s City
△Away in a Manger
△Hark! the herald-angels sing
△We Wish You a Merry Christmas
【冬を彩る!現代の曲もアレンジ】
♪Walking In The Air 『The Snowman』のMVも素敵・・・!
【そのほか心に残った曲】
♪Gaudete – Medieval Christmas Carol
♪Il est né le divin enfant フランス語が必修科目の学校なので、フランス語のキャロルも。
教会イベントでは、ミンスパイなどのリフレッシュメントが供される場所もあり(☆【イギリスのお気に入り】クリスマス・プディング&ミンス・パイ)、クリスチャンでなくても参加できる場所も多いため、イギリス伝統のクリスマスを味わえる特別な場所としておすすめです。
ロシアのクリスマス礼拝に参列させていただいたときのレポートはこちら!
☆モスクワ通信『ロシア正教のクリスマス礼拝とニコライ・ヤポンスキーのイコン』
ロシアにある英国国教会についてはこちら