【英国のなかのロシア】はじまりはロシア人のコレクション!英国が誇る西洋絵画の殿堂ナショナル・ギャラリー

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ヴァン・ゴッホを味わう2つの展覧会へ足を運ぶ前に(☆2日連続!夏のヴァン・ゴッホ展 その1 『Van Gogh: The Immersive Experience』 ☆2日連続!夏のヴァン・ゴッホ展 その2『Van Gogh Alive』(ケンジントン・ガーデンズ))、英国が誇る西洋絵画の殿堂ナショナル・ギャラリー(National Gallery)で本物のヴァン・ゴッホ作品も観に行ってきました。そしてここでも、ロシアに出会うことになります。

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△Sunflowers ちょうど2020年から2021年にかけて、日本の東京と大阪にて、日本初公開の作品を含めて、『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』が開催されたばかり。ヴァン・ゴッホの『ひまわり』もその目玉となる作品のひとつでした。

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△Van Gogh’s Chair

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△Long Grass with Butterflies

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△A Wheatfield, with Cypresses

今日はRoom 43のヴァン・ゴッホ作品を中心に・・・そんな贅沢な鑑賞スタイルが可能なのも、イギリスでは国立の美術館&博物館が無料だからです。英国でまずはじめに感動したことのひとつです。

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△同じ部屋にはゴーギャンやマティス、ルソー、ドガ、ピカソ、スーラなど。さらに同じフロアには、セザンヌ、マネ、モネ、ルノワール、シスレー・・・観るべき作品があまりにも多くて!

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△The Thames below Westminster モネは1870年にロンドンを訪れ、このナショナル・ギャラリーでターナーの絵画を見て感銘を受けたといわれています。テムズ川沿いのサヴォイ・ホテル6階の部屋を常宿にして、その後も何度もロンドンを訪れ、特に冬のテムズ川を好んで描いたそうです。当時は、暖房のために石炭が使われていたため、その煙がたなびくテムズ川はうっすらと靄がかかり、光と靄のハーモニーが生み出す光景の美しさに魅了されたのだと言われています。日本での“霧のロンドン ”のイメージはここからきているのかもしれませんね。

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△ヨーロッパ絵画の歴史を辿ることが出来ます。

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△The Cornfield ジョン・コンスタブル(John Constable)をはじめ、Room 34のイギリスを代表する画家たちの作品も見逃せません。

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△Dutch Boats in a Gale (‘The Bridgewater Sea Piece’) コンスタブルといつも並べられているターナー(Joseph Mallord William Turner)の作品はこの夏休みの私の“自由研究”です。(☆海を描くイギリスのターナーとロシアのアイヴァゾフスキー!テート・ブリテン(Tate Britain)の『Tuner’s Modern World』へ

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△Whistlejacket 馬を描かせたら右に出るものはない!?ジョージ・スタブズ(George Stubbs)。英国を象徴する動物といえば、馬!もしくはユニコーン、そしてライオンです。(ロシアはやっぱり熊!もしくはチェブラーシカでしょうか⁉︎)

さて、なぜこのナショナル・ギャラリーがロシアと縁があるのか・・・。実は世界有数の美術館、たとえばイタリアのウフィツィ美術館、フランスのルーブル美術館、スペインのプラド美術館、ロシアのエルミタージュ 美術館などは、王室や貴族のコレクションから国立美術館に発展していますが、なんとこのナショナル・ギャラリーは個人のコレクションから始まっているのだそう。ロシア・サンクトペテルブルク出身のジョン・ジュリウス・アンゲルシュテイン氏(英:John Julius Angerstein 露:Джон Джулиус Ангерштейн)の収集した約38点の絵画作品を、彼の死後に国家が買い取ったものなのだそう。この興味深い人物については、また改めて調べてみたいなと思います。

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△この日はちょうどEURO2020決勝戦前だったので、ギャラリー前のトラファルガー広場はFAN FESTAが設置されてお祭り騒ぎ!(チューブの行き先は・・・優勝!?イングランド代表、EURO2020決勝進出!

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△トラファルガー・スクエアから見る冬の美しいナショナル・ギャラリー(関連☆トラファルガー広場のクリスマスツリーと赤の広場のもみの木

ロシアで西洋絵画の殿堂といえば、モスクワのプーシキン美術館とサンクト・ペテルブルクのエルミタージュ 美術館です。

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