英国に春を知らせる黄水仙(英国に春を告げるDaffodil(黄水仙)!ロシアで春を告げるのは・・・?)、そして英国の桜についてご紹介しましたが(【英国のお気に入り】ロンドンでお花見!〜まとめ〜)、季節が巡り新緑の季節になるとはっとするような冴え冴えと美しい青い花に目を奪われるようになります。なかでも美しいのがブルーベル(Bluebells)とよばれる可憐なお花。
木陰にふんわりと青いヴェールのように広がるブルーベルはとても幻想的で、まるで妖精が現れそう。
あっちにも・・・こっちにも・・・と青に誘われて森の奥へ奥へと引き込まれていくと、あっという間に森に迷い込んでしまいます。
すずなりになった可憐なベル型と深い青色
△もちろん、ここはロンドンの都会のなかの森なので迷子になることはありませんでしたが、ブルーベルのこの妖しい美しさに一度心を奪われてしまったら郊外の大きな森はちょっぴり危険かも。
△ハイゲートウッドの北側がブルーベルスポットです。拡大地図の青い点がブルーベル群生地。
そのほかの場所は、爽やかな森林浴が楽しめ、子どもたちの遊び場やスポーツフィールドもあります。
△あちらこちらにベンチがあり、森の匂いに包まれながらゆっくりと過ごすことができます。英国のベンチは、何かを記念したり誰かの名前を冠したりして贈られているものが多く、そのことが記されたちいさなプレートがついています。自分の思い出の場所に残したベンチに、見知らぬ誰かの新しい思い出が未来につながっていくなんてロマンチックですね。
ロンドンの街中でも教会の庭の木陰や御宅の庭先にもブルーベルの種類を見かけます。古来からの森に咲くブリティッシュ・ブルーベルに比べ、街中にはスパニッシュブルーベルが多いようです。ロシア語ではあまり見かけず、正確な名称は別にあるのですが、ロシア人の友人は“Колокольчик”と呼んでいました。
ほかにも、ムスカリや藤の花、ライラック、カリフォルニア・ライラック・・・
“青”が印象的なロンドンの5月です。
一方、モスクワで初夏の妖艶な青の誘いといえば・・・ライラックです。(☆【ロシアの音楽】ラ♪ラ♪ラ♪ ライラック満開のモスクワ)
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