母の得意料理のひとつで、私たち姉妹のお気に入りだったスコッチエッグ。そのはじまりには諸説ありますが、イギリスのMaria Rundellの『A New System of Domestic Cookery』という料理本の1809年改訂版でScotch eggという名前が使われはじめたようです。また、イギリスのF&M(フォートナム&メイソン)が1738年に発明されたとも言われていて、今でもF&Mの人気メニューのひとつです。
スコッチという名前ですがスコットランドゆかりのお料理というわけではないようで、イギリスでは伝統的に人気ピクニックメニューのひとつです。ゆで卵をハンバーグ種でつつんでパン粉の衣をつけて揚げたもので、真ん中から切るとお日さまみたい!
△F&Mのスコッチエッグ
緑豊かな公園が多いロンドン、春のピクニックシーズンの到来です!
ちなみにロシアでも、挽肉をパン粉の衣で揚げた人気メニューがあります。なかから美味しい肉汁とバターが溢れるキエフ風カツレツと、挽肉そのものにふんわりじゅわっとバターが含まれるポジャルスキーカツレツです。発祥の地でお料理教室に参加したポジャルスキーカツレツは、今も私の得意料理のひとつです。
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