“ピアノの詩人”と呼ばれたポーランドの作曲家フレデリック・ショパン。ロンドン市内の2つのブループラークをご紹介します。
1、【Chopin Debut Blue Plaque】 99 Eaton Pl, London SW1X 8LZ
以前ブログでご紹介したロンドンのなかのモーツァルト(☆【英国のお気に入り】ロンドンのなかのモーツァルト 1)から徒歩数分の場所に、ロンドンのなかのショパンに出会える場所があります。
△1848年6月23日にショパンはこの建物でロンドンで初のコンサートを開催しました。ショパンが生まれ育った当時は、その地はまだポーランドではなく、ロシアやプロイセンやオーストリアに支配されていました。(なかでもワルシャワはロシアの統治下にありました。)1831年からはフランスで暮らし、故郷への想いを込めてたくさんの名曲を生み出しました。(☆【フランスのなかのロシア】〜作曲家ショパンゆかりの地 モンソー公園&ヴァンドーム広場〜)1848年4月からイギリスへ渡り、ここで最初のコンサートを大成功させます。
このデビュープラークの周りは、高級住宅街で素敵なお店が並びます。
△美味しいサブレがお気に入りのフランス土産だったポワラーヌのお店も発見。(☆【フランスのなかのロシア】〜ラ・ロシュ邸とポワラーヌ〜)
△名物の田舎パンはロンドンのスーパーマーケットWaitroseでも特設コーナーで購入できます。
コロナウイルスの影響がなければ、ランチを食べにロンドンからフランスへ出かける人もいる・・・と聞くくらいに近い英国とフランス。息子の学校でもフランス語は必修科目のひとつですし、もし予定通りに修学旅行があれば行き先はフランスです。ちょうど歴史ではフランス革命を、地理では産業革命と鉄道がテーマになっていました。ショパンも鉄道でロンドンに到着し、またスコットランドなど各地を回ったようです。フランスとロシアのつながりも深いですが、フランスとイギリスのつながりはさらに深そうです。(関連☆【フランスのなかのロシア】〜まとめ〜)
2、【Frederic Chopin Blue Plaque】4 St James’s Pl, St. James’s, London SW1A 1NP
そして同1848年11月、ショパンの生涯最後となるコンサートもここロンドンのギルドホールだったそうです。
薄桃色のペリカンをはじめ水鳥たちが憩うセント・ジェームス・パーク(St. James’s Park)からその名の通り緑豊かなグリーン・パーク(Green Park)へ、F&Mやリッツ・ホテルのある華やかなピカデリーやジェントルマンズクラブが並び、王室の宮殿があるエリアです。
☆【英国のなかのロシア】ロシアから贈られたペリカン!水鳥たちの楽園 St. James’s Park