【ロシアナ映画館】『魔界探偵ゴーゴリ』シリーズとゴーゴリのお墓の謎・・・!

2020-06-18

2017年夏ロシアで公開された映画『Гоголь. Начало』(Егор Баранов監督・Александр Петров主演)は、邦題『魔界探偵ゴーゴリ 暗黒の騎士と生け贄の美女たち』として2019年日本でも公開されて話題になりました!

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なんと主人公は、まだ駆け出しの作家だった若きニコライ・ゴーゴリ本人!ゴーゴリは、『鼻』『外套』などサンクトペテルブルクを舞台にたくさんの傑作を残していますが、そのサンクトペテルブルクでストーリーが始まります。(関連☆【水の都サンクト・ペテルブルクを訪ねて】まとめ)そして、『ディカーニカ近郷夜話(岩波文庫)』«Вечера на хуторе близ Диканьки»で書かれたウクライナの小さな村ディカーニカへ、若い美女がつぎつぎと狙われる連続猟奇殺人事件を捜査するために向かいます。誰もが敬愛してやまない文豪ゴーゴリとその作品からインスピレーションを得て、新たな暗黒ファンタジーの世界が広がります。『鼻』や『外套』はもちろん『ディカーニカ近郷夜話』も、ロシアの劇場で上演されています。(関連☆【ロシアの劇場】ロシア・オペラ 『鼻』観劇!クリスマスの前に・・・ゴーゴリ作「降誕祭の前夜」☆)

1024px-Постер_фильма_«Гоголь._Вий» Гоголь._Страшная_месть

『ゴーゴリ』(«Гоголь»)シリーズは3部作で、ロシアでは2018年4月に «Гоголь. Вий»(邦題『魔界探偵ゴーゴリII 魔女の呪いと妖怪ヴィーの召喚』)が、そして早くも8月に«Гоголь. Страшная месть»(邦題『魔界探偵ゴーゴリIII 蘇りし者たちと最後の戦い』)が公開されました。

さて、ゴーゴリの謎といえば・・・

先日ゴーゴリの眠るノヴォデヴィチ墓地(Новодевичье кладбище)を久しぶりに訪れたのですが、ゴーゴリのお墓が変わっていたのです!(【モスクワの墓地】まるで彫刻の森美術館!著名人の眠るノヴォデヴィチ墓地

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△左:2009年 右:2020年

ゴーゴリは、ゴルゴダの丘に立つ十字架のような何の変哲もない石の上に十字架を立てた墓にしてほしいと遺言していたそうです。ゴーゴリは1852年に聖ダニーロフスキー修道院の墓地に葬られましたが、その際には、遺言通りに石と十字架、そして大理石の石棺が置かれていました。1932年、お墓と亡骸はこのノヴォデヴィチ墓地へ移され、ゴーゴリが天に召されてから100年の節目を記念して胸像が建てられました。そこには文豪ゴーゴリへソビエト政府から捧げられたことが記されていたそうです(それが、写真左の胸像です)。しかし、その後新生ロシアとなり、2009年には改めて、ゴーゴリの遺言の通りの墓に戻ったのだそうです。