【今日のロシア】ハリネズミと金貨

2015-10-28

世界の優れた人形劇を紹介しつづけてきたプーク人形劇場にて、ロシアのウラジーミル・オルロフ原作『ハリネズミと金貨』が上演されます。

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絵本は偕成社の世界のお話傑作選から出版されています。息子も私も大好きな1冊。

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豊かな森の恵みで彩られた表紙。主人公は、冬ごもりの支度をするハリネズミのおじいさん。『霧のなかのはりねずみ』『しずかなおはなし』など、日本で翻訳されているものもありますが、ロシアではよく物語の主人公になっています。

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ロシアの湯沸かし器サモワールを囲んで、おじいさんがお茶をごちそうしている様子が描かれた裏表紙。森の小道で、おじいさんは誰かが落とした1枚の金貨を見つけました。年をとって冬支度が大変になってきたおじいさんは、この金貨で必要なものを用意しようとしますが・・・リスは干しキノコをわけてくれますし、カラスはドングリの靴を作ってくれますし、蜘蛛は毛糸の靴下を、くまの子は蜂蜜を・・・森の住人たちは誰も金貨を受け取らずに必要なものを分けてくれます。皆の優しい気持ちで今自分に必要なものが揃ってしまったおじいさんは、金貨をそっともとの場所へ置きます。他の誰かの役に立つかもしれませんから・・・

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清々しい香りの白樺の森が黄金色に染まる景色・・・ロシアの晩秋です。空港から外に出て、向こうまで続く白樺並木を目にすると、ああロシアへ来たんだなと感じます。ロシアでは健康にもよい白樺ジュースも飲まれていますよ。最近は白樺の炭パックなどが話題のロシアのコスメブランド ナチュラ・シベリカが日本上陸をご紹介しました。(過去関連ブログ☆白樺の森でピクニック白樺ジュース【今日のロシア】ロシアのコスメブランド『ナチュラシベリカ』へ

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市場で果物を入れて売っている器は、ロシアのお土産でも人気の白樺細工。(過去関連ブログ☆ロシアの蜂蜜屋さん黄金の秋へ・・・☆

 

公共の場を当たり前のように綺麗に使ったり、混乱をさけて周りを気遣い整列して順番を待ったり、時間や担当に責任をもってより良いものをと務めたり・・・礼儀正しく繊細に整っている日本人の優しさ。一方、ロシア人の優しさは、もっと分かりやすくダイレクトに感じます。自分の大切な人や物には惜しみなく愛情を注ぎ、どんな状況にあっても過度に周りや組織に期待したり依存したり影響されたりせずに、自分の感情や家族の流儀を大事にするように感じます。アプローチは少し違っても、ルーブルや円では買うことが出来ない本当に大切なものは、ロシアも日本も同じなんですよね。

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