【ロシアナの本棚】『ヤーガの走る家 』

2023-03-04

鳥の足がついた魔法の走る家で世界中を旅する運命、どうですか?
死者を送る門の番人ヤーガとして、ですが。

『ヤーガの走る家 』小学館
作/ソフィー・アンダーソン 訳/長友恵子 装画/後藤貴志

ロシア民話によく登場するバーバ・ヤガー(ヤーガ)を元にしたファンタジー

家は、草のツルのブランコを作ってくれたり、鬼ごっこをしようと誘ってきたりと、遊び相手にもなれば、気に入らない相手には煙突の煙を吐きかけたり、二つの窓でしかめっ面を作ったり、親代わりにも。

・・・もしバーバが帰ってきたら。空想にふけったりせずに、バーバと手をつないで一瞬一瞬を楽しもう。

黒パンをこねてクワス を注ぎ、ほかほかのカーシャ、シーやウハーやボーシュなどのスープを温めて、ヴァトゥルーシュカ(チーズのパン)やパスチラを焼いて、雪のなかでキセーリを冷やして。バーバとマリンカの美味しい暮らしも魅力です。

私の鳥の足を持つ家は、琥珀の街カリーニングラードで買いました。

My house with chicken legs traveled from Kaliningrad to Japan.

関連ブログ

カリーニングラードの旅について

【中世ドイツ、ソ連、そしてロシア!融合の飛び地カリーニングラード】〜まとめ〜

モスクワ通信『中世ドイツ、ソ連、そしてロシア!融合の飛び地カリーニングラード』

モスクワ通信『琥珀、防空壕、マジパン!カリーニングラードでおすすめの博物館3選』

ロシアの美味しいスープについて

【モスクワ通信】寒い国だからこそ美味しい!ロシアで味わっていただきたいスープ

ロシアの黒パンについて

モスクワ通信『ロシアで流行中!黒パンより黒い・・・』

ロシアのお菓子パスチラについて

【ロシアのお菓子】パスチラ(пастила)

【ロシアのお土産】夢の世界へようこそ!モスクワで味わえるコロムナのパスチラ

【日本のなかのウクライナ】ウクライナ避難民支援のお店スマチノーゴ

2023-03-01

ウクライナ避難民支援のお店スマチノーゴ (美味しく召し上がれ の意味)さんへ🇺🇦。

虎ノ門ヒルズから程近いオフィス街ですが、週末の夜も満席!

△カトラリーもウクライナ・カラー。ディナーコースは「オデッサの春」と「キーウの美しい春」が選べるほか、アラカルトも。

お料理はウクライナ料理と和食のフュージョン!両国のおふくろの味があったかく融合して、ここでしか味わえない特製メニューになっていました。

△ワインの飲み比べセット(ウクライナのオレンジ・ワイン、ジョージア・ワイン、モルドヴァ・ワイン)


△ウクライナの前菜盛り合わせ
(避難民アリーナさん、ナターシャさん、イリーナさん手製料理+リディアさんの黒パン)


△鰹出汁の旨み×国産ビーツの優しいお味、和風ボルシチ

△揚げピロシキにワレニキ

△青紫蘇とローズマリーがアクセントの“赤い”肉じゃが


△デザートはこの日テーブルを担当してくださったオレーナさん特製プリャーニク (カルダモンやシナモン、ジンジャーなどのスパイスと蜂蜜のクッキー)


アットホームな店内では、避難民スタッフの出身地や自己紹介、それぞれの今の気持ちや困っていることなどが掲載され、なにより直接お話することができます。避難民用の宿舎のカビがひどくて悩んでいらっしゃる方、ここで職を得て自活できていることが嬉しいと書いていらっしゃる方など。

△駐日ウクライナ大使セルギー・コルスンスキー氏の名前がつけられた純米吟醸「世流義(セルギ)」は、俳優の佐々木蔵之介さんのご実家でもある京都の佐々木酒造さんとのコラボ商品だそうです。

ウクライナワインにも、日本酒にもあう、スマチノーゴのお料理です。

ランチメニューの「キーウ風カツレツ丼」も気になります。

報道では、辛い思いをなさってロシア語に嫌悪感を抱いている避難民の方も多いように聞いていましたが、店内でこの日働いていたスタッフの方たちはウクライナ語もロシア語も使っていらっしゃいました。窓の外に粉雪がちらつき、「雪ですね・・・」と遠い目で見つめたその瞳の奥には、故郷ウクライナにいるご家族が映っているようで、胸が締め付けられるようでした。

1日も早く平和が訪れることを願ってやみません。

#ウクライナ
#ウクライナ支援
#ウクライナ料理
#フュージョン料理
#ボルシチ
#ウクライナワイン
#オレンジワイン
#虎ノ門グルメ