【今日のロシア】池上彰が見た!ロシアの真実〜ソ連崩壊から25年〜
2015-03-26
2015-03-26
2015-03-25
ロシア文化フェスティバル IN JAPAN第10回目の記念となる今年2015年の公式プログラムが完成。心に響く芸術のひとときを届けてくれる厳選されたプログラムは公式サイトのこちらのページでも公開中です。
そのなかから、今回は数年前から企画されてきた一大プロジェクトであり、チケット完売必至の注目イベントをご紹介致します。
〜数々の伝説の舞台を残すバレエ界の大スター、ルジマトフ。歌舞伎舞踊の後継者であると同時に、あくまでも古典技法を用いた創作で注目を集める藤間蘭黄。世界最高峰のボリショイ・バレエでの活躍を経てロシアのバレエ団を率いる岩田守弘との「出会い」。それはロシアと日本との、またバレエと日本舞踊との「出会い」となる。大の日本びいきで“自分はサムライの生まれ変わり”と言うほど武士に興味を抱くルジマトフが信長を、強烈な個性を持つ岩田守弘は秀吉を、藤間蘭黄は斎藤道三、明智光秀などを踊り分ける。男性のみの出演者に対し、演奏者(鼓、笛、琴など)は女性のみ。全く新しい舞台と出会える公演となる。〜
10月の公演にむけて、今年1月には、藤間蘭黄さんのFacebookページにて、ルジマトフさんと岩田さんとともに順調に振り付けがスタートした様子が貴重なショット公開とともにファンに報告されていました。
ファルフ・ルジマトフ氏(写真上・右側)はロシアが誇るバレエダンサーでありロシア人民芸術家の称号を与えられています。 2007年5月にレニングラード国立バレエ(現ミハイロフスキー芸術バレエ)芸術監督に就任し、その手腕も高く評価されていましたが、2009年10月「踊ることに専念したい」との決意で芸術顧問(アドバイザー)へ。クラシックからモダン、そしてジャンルを超えたさまざまなコラボレーションで類い稀な存在感を発揮し、岩田守弘による振り付けの「阿修羅」初演につづいて、今回は日本舞踊と出会い、信長を舞うことになります。ミハイロフスキー劇場バレエのプロフィールページはこちら
藤間蘭黄氏(写真上・左側、写真下・右側)は江戸時代から続く「代地」藤間家の後継者である日本舞踊家です。リサイタル「闌黄の会」は20回を重ねるほか、数々の劇場公演やTV番組に出演しています。NHK大河ドラマや時代劇の所作指導を担当したり、留学生を対象としたワークショップを開催するなど、日本舞踊の未来のためにその普及活動にも積極的に力を注いできました。ロシアをはじめ世界各国での海外公演も高い評価を受けており、自ら企画・出演をこなすほか、創作バレエの振り付けや演出でも才能を発揮しています。公式サイトはこちら
岩田守弘氏(写真上・左側)は1990年にロシア国立モスクワアカデミー舞踊学校に留学、モスクワ国際バレエ・コンクール第1位金賞をはじめ数々の舞台で高い技術力と豊かな表現力が認められ、国立ロシア・バレエ団でソリストを経て、ボリショイ・バレエにおいて外国人初にして唯一の第一ソリストとして活躍。振付家として日本をテーマにした『魂』などの自作バレエも発表、ロシア政府より友好勲章も授与されています。2012年からはロシア ブリヤート共和国の首都ウラン・ウデにある国立ブリヤートオペラバレエ劇場の芸術監督に就任。さらに2014年に岩田守弘芸術財団を設立するなど、前人未到の活躍をつづけています。劇場のプロフィールページはこちら 公式ブログはこちら
ロシア文化フェスティバルIN JAPANを通して出会った御三方によるコラボレーションは、まさにフェスティバル10周年にふさわしい夢の響宴です。
バレエ・日本舞踊 夢の響宴〜舞踊様式を超えて響き合う奇跡のコラボレーション〜 ファルフ・ルジマトフ&藤間蘭黄&岩田守弘 「出逢い〜Встреча」「信長ーNOBUNAGAー」チケットお申し込みはいよいよ4月10日より。詳細は下記ご参照ください。
【チケットお申し込み】
4月10日(金)よりロシアン・アーツへお申し込み下さい。
TEL:03-5919-1051/FAX:03-3355-
2015-03-24
「モモちゃんアカネちゃん」シリーズや赤ちゃん絵本「いないいないばあ」など日本を代表する児童文学作家のおひとりであり、ライフワークとして日本全国の民話を採集し、民話研究者としても活躍し、「龍の子太郎」など民話をもとにした太郎シリーズも世界的に評価されている松谷みよ子さんが逝去されました。
『松谷みよ子全エッセイ3 出会いのとき』(筑摩書房)には、「北欧からソビエトをめぐる」「モスクワでの出来事」で、国際アンデルセン賞受賞式に出席するために夫の瀬川氏とともにソビエトを訪れ社会主義の生活やそこで暮らす人々について感じたこと、また宿泊したモスクワのウクライナ・ホテルへ女優でありモスクワ放送(ロシアの声→ラジオ・スプートニク)日本語課アナウンサーの岡田嘉子さんと逢ったときのエピソードが綴られています。同じくソビエトを旅した経験を持ついわさきちひろさんとともに『おふろでちゃぷちゃぷ』『もしもしおでんわ』『あかちゃんのうた』『おはなしアンデルセン』(童心社)『つるのおんがえし』『うらしまたろう』など(偕成社)の日本むかし話シリーズといった数々の傑作を残していらっしゃいます。
△今も息子のお気に入り!
このエッセイ集のなかでなんといっても私が忘れられないのは「イワンと私と太郎と」というエッセイで、戦争の終わり頃、戦火を逃れて縁故のない信州へと疎開することになり、荷物を運ぶために往復する列車のなかで、ポケットに忍ばせた1冊の本、トルストイ『アンナ・カレーニナ』(岩波文庫)を読み耽るシーンです。その後、焼け野原の東京で『せむしの仔馬』に出逢い、また同じ頃に公開された日本初のカラー映画『石の花』がどれほど敗戦後の日本の若者たちの心をとらえたかについても、興奮とともに語られています。そしてそんな出逢いから、ロシア民話の主人公としてたびたび描かれる”イワン”のような、日本の農民の主人公、そう、”太郎”を探そう!と松谷さんが決意するまでの経緯も知ることが出来ます。
松谷さんの人生を大きく左右した運命の1冊が、ロシアと深く関わっていたといっても過言ではありません。
4月4日のお別れ会などの詳細は公式ページに記載されています。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。