モスクワ通信『プーシキン美術館でシューキン!エルミタージュ美術館でモロゾフ兄弟!二大コレクション展同時開催!』

2019-07-15

(ロシア文化フェスティバルblog)

ロシアの2大都市にある西洋絵画の殿堂で、2大ロシア人収集家のコレクション展が同時開催されて大きな話題になりました。サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館ではイワン&ミハイル・モロゾフ兄弟のコレクション展、そしてモスクワのプーシキン美術館(ГМИИ им. А.С. Пушкина)ではセルゲイ・シューキンのコレクション展。

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△ピカソやマティス、セザンヌ、モネ、ゴーギャン、ルソー……モスクワのプーシキン美術館の敷地内でも、いつもは別館19〜20世紀ヨーロッパ・アメリカ美術ギャラリーに展示されている名画が、そしてサンンクトペテルブルクにあるエルミタージュ美術館でしか観ることが出来ない傑作の数々が、プーシキン美術館本館へと一挙大集結!

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△シューキンがモスクワの自邸に飾るためにマティスに依頼して完成した『ダンス』もエルミタージュ美術館から戻ってきました!

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△敬虔なロシア正教古儀式派の家庭に育ったシューキンは、4兄弟の末っ子でした。ロシア革命の後、シューキンのコレクションは国有化され、プーシキン美術館やエルミタージュ美術館に収蔵されました。

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△印象派の作品を数多く収集したシューキン。そのコレクションの価値はおよそ85億ドルとも言われています・・・!

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△シューキン邸は、マティスの間、ピカソの間・・・というように画家ごとに別れており、部屋中に作品が展示されていました。プーシキン美術館では、そんなシューキン邸をイメージしたような画家ごとの展示になっており、展示室には対比するように当時のシューキン邸の写真もあり比較しながら楽しめるように工夫されていました。

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△はじめはピカソのキュビズムの魅力を受け入れられなかったというシューキンでしたが、絵画としての価値は認めていました。

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△ピカソで埋め尽くされたシューキンの部屋

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△シューキンのポートレート

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△モスクワのシューキン邸は今も残っており外観を眺めることが出来ます。ここで、マティスは『ダンス』を描きあげ、そしてシューキンは当時、入口をはいるとすぐ目につく場所に『ダンス』を飾っていたそうです。

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プーシキン美術館 https://pushkinmuseum.art/index.php?lang=ru

住所:Ulitsa Volkhonka, 12

モスクワ通信『黄金の輪スーズダリの国際キュウリ祭り』

(ロシア文化フェスティバルblogより)

モスクワの北東部に輪を描くように点在する古都は“黄金の輪”と呼ばれ、美しい自然とロシア正教の教会が織りなす昔ながらのロシアの風景を楽しむことが出来ます。世界中から訪れる観光客を楽しませてくるさまざまなイベントも開催されていますが、そのなかでもユニークなお祭りのひとつ、毎年7月中旬にスーズダリで開催される国際キュウリ祭りへ行ってきました!今年2019年で第19回目を迎えます。

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△この日はスーズダリの街中がキュウリで溢れますが、メイン会場は木造建築と農民生活博物館(Музей деревянного зодчества и крестьянского быта)。

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△チケットは大人500R、子ども250R。受付では、キュウリ帽のサービス!会場のなかはとにかくキュウリ!キュウリ!!キュウリ!!!

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△さまざまなキュウリのコスチュームで記念撮影!

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△自家製きゅうりの塩漬け講座など、さまざまなマスタークラスも。

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△キュウリで作ったわにのゲーナとなぜかじゃがいものチェブラーシカ!

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△あちらでもこちらでも自家製キュウリの漬け物が売られていて、味見をさせてくれます。みんな手にはキュウリを持ち、ポリポリとかじりながら散策しています。

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△ロシア料理によく使うハーブのディル(Укроп ウクロップ)の花をきゅうりと一緒につけ込むと香りが良くなるそうです。浅漬けから古漬けまで味のバリエーションもさまざま。ニンニク入りなどもありました。

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△キュウリになれる楽しい写真スポットも満載です!

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△ステージでは終日、キュウリ祭りを記念した歌やダンス、楽器のコンサートや、キュウリ料理やキュウリの仮装コンテスト!

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△たくさんのテントでは、自慢のキュウリ料理も味わえます。スライスしたキュウリ入りのじゃがいものお焼き“ドラニキ”とキュウリのジャム!

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△木造建築と農民生活博物館には、18~19世紀の古い建物や風車などがあり、民族衣装をまとった人と昔ながらの遊びを楽しめます。

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△子どもたちに大人気だった人形劇

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スーズダリのキュウリ祭りで、爽やかなロシアの夏をお腹いっぱい満喫!黄金の輪スーズダリのちょっと意外な一日でした。

Музей деревянного зодчества и крестьянского быта

住所:Ulitsa Pushkarskaya, 27А, Suzdal, Vladimirskaya oblast’

【日露交流年】閉会式記念コンサート&クロージング・レセプション

2019-07-14

6月29日、G20開催中の大阪で、日露交流年の閉会式が開催され、記念コンサートとクロージング・レセプションの司会を務めてまいりました。

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△日露首脳会談とクロージング・レセプションの会場となったホテル・ニューオータニ大阪。草月の美しい生け花が各国首脳を迎えます。

2018年5月にモスクワ・ボリショイ劇場と東京・サントリーホールという日露両国で開催された開会式で司会を務めさせて頂いてから一年。“あなたの知らない日本があります。あなたの知らないロシアがあります”という日露交流年のキャッチフレーズ通り、お仕事でもプライべートでもたくさんの日ロ交流の催しに足を運び、そのたびに新しい日本とロシアを発見し、その感動を分かち合うことが出来て、特別な年になりました。

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△G20日本初開催で厳戒態勢の大阪へは前日に到着。交通規制はもちろんホテル周辺はパスポートチェックや荷物検査も。

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△閉会式&記念コンサートの会場となった、いずみホール。

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△両国代表が到着し、舞台でご挨拶。それから、国立モスクワ音楽院室内合唱団と相馬子どもコーラスの皆様による日露合同演奏『野に立つ白樺』と『さくらさくら』が披露されました。素晴らしいハーモニーに会場が感動に包まれます。

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△日ロ合作映画『ソローキンの見た桜』に主演された女優の阿部純子さん、人気YouTuberのセルゲイ・クワエフさん、ソリストとしてバイオリン演奏を披露したマルガリータ・アファナシエワさん、ピアノ演奏はアレクサンドラ・スティチキナさん。

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△ロビーでは写真展

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記念コンサートでは、再び相馬子どもコーラスが登場。2011年東日本大震災で厳しい状況にさらされた福島県相馬市の子どもたち。相馬子どもコーラスは、音楽で生きる力を育むために結成されました。1曲目は、相馬地方に伝わる民謡のひとつで、田んぼの神様にお米の豊作を感謝する踊りとして歌われていた『相馬盆唄』、2曲目はこちらも美しい故郷を歌った『アルプスの谷間』。(指揮:古橋富士雄 ピアノ:野間春美ピアノによる)日ロ交流の未来を担う子どもたちの力強い歌声が胸に響きました!

続いて登場した国立モスクワ音楽院室内合唱団は2014年に創立150周年を迎えたモスクワ音楽院の学生や卒業生で構成されたロシア屈指の合唱団で、その豊かな魅力を味わって頂くため、『春の流水』から『アムール河の波』まで珠玉の8曲が披露されました。(指揮:芸術監督のアレクサンドル・ソロヴィヨフ ピアノ:日高志野)

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(撮影:エムズ フォト 丸山英樹)

日本では『ロシア文化フェスティバル  IN JAPAN』が、またロシアでも『日本の秋』や『JーFEST』などの両国の交流を促進するフェスティバルがそれぞれ10年以上開催されてきて、2018年は初めての両国同時開催となりました。2006年から『ロシア文化フェスティバル  IN JAPAN』でMCを務めさせていただいている私にとって、この歴史的な瞬間に立ち会えたことはロシアナウンサー冥利に尽きる幸せなひとときでした。

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△その後は、ひきつづきクロージング・レセプションでした。日露交流年に貢献された沢山の方が出席され、大成功裏に閉会式を迎えられたことをお祝いしました。日露交流年に貢献されたアーティストの皆様や関係者の皆様をはじめ、日本やロシアでお世話になっているたくさんの方に、そして久しぶりに恩師の亀山先生にもお会いできました。

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ちょうど、季節は七夕。ここからまた新しい日露交流年がはじまります。20日後には、『ロシア文化フェスティバル2019 IN JAPAN』のオープニングセレモニーが開催されます。素晴らしいオープニングになるよう願いを込めて、私もいったんモスクワへ戻り、また7月18日東京でお目にかかります!