【ロシア文化フェスBlog】カザクバエフ芸術監督を直撃インタビュー!

2013-10-17

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それでは、ファイジー・ガスカロフ記念国立アカデミー・アンサンブルのフィリュス・カザクバエフ芸術監督にお話を伺ってみましょう!

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——ロシア国内で活動する数多くの民族舞踊団とは違う、あなたのアンサンブルの特徴はどんなところでしょうか?

芸術監督ーー基本的には他のロシア民族舞踊団と違いません。というのは、踊り方をはじめ、衣装や音楽に至まで、我々はロシアの教育のもとで学んでいるからです。劇団には民族的なロシア人はほとんどいませんが、首都モスクワやペテルブルグで学んだ素晴らしい人材によって質の高い教育が行われていますから、ロシアの踊りを最高のクオリティで踊ることができると自負しています。バシキールならではの特徴というのは、作品のストーリー部分です。これは、ほかのどの国とも、どの民族とも違う部分で、それぞれの作品にストーリー性があり、すべての踊りにバシキールの心が表れているのです!

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ーーそれこそ、創設者ガスカロフ氏から受け継がれているものですね?

芸術監督ーーええ、そうですね。ガスカロフはかの有名なイーゴリ・モイセエフの愛弟子ですから、私たちはモイセエフのバレエ団とおなじように質の高いロシアの踊りを踊ることができます。他方で、ガスカロフは自ら数多くの地域をまわり、さまざまな民族の歴史や生活、習慣などに触れ、祝宴など実際の生活のなかで踊りがどのように育まれているのかを深く探り、民族の心を理解して、それを芸術の域にまで高めました。ソ連時代にガスカロフによって産み出されたこの独特の傑作を、保持していきたいと考えています。2010年には創設70周年を記念して、私たちアンサンブルの歴史博物館もできました。けれども、伝統を守るだけでなく、新しい演目も毎年追加しており、エストラーダ(大衆芸能・軽演劇のような意)的なレパートリーも組み込むなど、現代の観客にも合うように趣向をこらしています。

そうそう、世界的に有名なヌレエフというダンサーをご存知でしょうか?彼もバシコルトスタンの誇る英雄のひとりです。2006年に開設されたアンサンブル付属のダンス・スタジオでは、現在4歳から15歳まで約150名くらいの子供が未来のダンサーを夢見てレッスンに励んでいますから、ダンサーたちも日々進化しているといえるでしょう。

公式サイトではこのスタジオについても動画で紹介されています。

ーー最後に、 今のあなたの夢を教えてください!

芸術監督ーー夢は・・・そう、この素晴らしい日本公演を、そしてこの温かく尊敬のこもった歓迎ぶりを、祖国のみんなに観てもらえたらいいのにということ!1939年に創立されてから初となる記念すべき日本公演をTV中継できたらよかったのにね・・・!!そして今度来日できる機会があれば、民族楽器の生の音色も合わせてお届け出来たらと思います!

ーー夢を叶えるためにも、どうぞまた日本へいらしてくださいね!ありがとうございました!

【ロシア文化フェスBlog】“ロシアの真珠”バシキールのダンサーたち

2013-10-16

ロシア文化フェスティバルblogより)

ファイジー・ガスカロフ記念国立アカデミー・アンサンブル公演、今回は舞台裏をレポート!

 

まず目を奪われたのは、長く三つ編みにされたつややかな黒髪が印象的な女性ダンサーたち 。「覚えていないくらい小さな頃から踊っているんだから、もちろん自分の髪だわ」という方もいれば、「普段は流行のミディアムスタイルにしているから、半分から下は人工の髪を編み込んでいるのよ」という方も。おさげの先には銀のアクセサリーが編み込まれ、踊るとシャララランと揺れて響きます。

 

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△おしゃべりの途中でも、カメラを向けるとすぐにこんな美しいポーズが完成。さすがはプロ!

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△ヨーロッパとアジアの出逢うバシコルトスタン。豊かな自然を背景に撮影された公演パンフレットより

 

「日本の観客の皆様にとっては、初めて出逢う踊りが多かったと思いますが、とても良く受け止めてくださって感激しています!第一部はバシコルトスタン共和国のものを中心に、第2部はロシア全体のレパートリーにしましたが、私達のレパートリーは本当に豊富で、世界中の踊りがあるといっても過言ではありません。インド、アメリカ、ユダヤ、韓国、中国など・・・今度また来日する機会があれば、たとえばアルゼンチンとかスペインとか、別なプログラムだってお見せできることでしょう!でも今回は、初来日ですから、やはりバシコルトスタンの、バシキール民族の、そう私たちならではの踊りをお見せ出来たことを嬉しく思います。日本人と私たちは、なんだか性格が似ているように感じませんか?そう、女性は控えめで、男性は“サムライ”のように勇敢です。今回は小道具のサーベルを持ってくることができませんでしたが、いつかぜひ、バシキール風サムライの踊りもお見せしたいですね。ですから、“さようなら”ではなく、“またお会いしましょう!”と言っておきますね!」

 

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△私を驚かせようと、急にレンズの前に飛び出してきたこちらのお二人!

「ひとり10数着も着替えるんだ、いったいどのくらいの時間で早替えすると思う?2,3分だよ」「何言ってるんだ、1分だろう」「いや、1分以内かもしれない」「僕は今日はその半分の30秒で着替えてみせよう!」・・・なんて、漫才みたいな掛け合いでみんなを笑わせて、本番前もリラックス気分。

 

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△練習中は、アンサンブルのロゴマークがあしらわれたお揃いのTシャツ姿。

 

「公演のない日だって、リハ