おそロシ庵&ミッテpresentsソ連カルチャーカルチャー2~バック・トゥ・ザ・USSR!会場で、『女一匹シベリア鉄道の旅』(イーストプレス)著者で、食を旅するイラストレーター織田博子さんにもお会いしました!
△本の主人公のこぶたちゃんも可愛らしいですが、御本人はすらりとした美人さん!食べるの大好き!スーパー探検が大好き!旅が大好き!なので好奇心旺盛なこぶたちゃんが自分に思えます。
東京で働くOLだった織田さんは、シベリア鉄道に乗りユーラシア大陸を一周してみたいという夢を叶えるため25歳のときに一念発起。会社を辞めて2010年から7ヶ月間、放浪の旅へと出かけます。シベリア鉄道といえば、これまでも、グーグルとロシア国営鉄道のコラボにより約150時間でバーチャル・シベリア鉄道旅行(http://www.google.ru/intl/ru/landing/transsib/;約150時間で走破)などをご紹介してまいりましたが、このコミックエッセイ『女一匹シベリア鉄道』ならば、あっという間に、シベリア鉄道の醍醐味とロシア人のあったかさを味わうことができます!
プロが懇切丁寧に解説する旅行ガイドブックとは違い、分からないことは分からないままに、伝わらないことは伝わらないままに、ひとりの旅行者の目線で描かれています。だからこそ、日本人から見たロシア人が良くも悪くもありのままに生き生きと描写されていますし、外国人とコミュニケーションをとりながら、心と心が通い合っていく様がリアルに感じられます。
旅の想い出を絵に出来ることも羨ましいですが、出逢った人たちに記念に絵を描いてプレゼント出来る織田さんが、本当に羨ましいです!歌のうまい方や楽器を演奏出来る方、そして絵のうまい方・・・国境も時代も超えて言葉にできない心を伝えられる手段を持つことは、人生をとても豊かにしてくれるものですね!
△日本人がロシアを訪れる際、はじめに受けるカルチャーショックあれこれも見事に表現されています!空港のトランジットなど、ほんの少しの滞在でロシアを後にする人は、このときの“暗い、寒い、怖い“印象だけでロシアがすっかり苦手になってしまう方もいらっしゃいます。でも、日本の価値観に当てはめて毛嫌いせずに、思い切って飛び込んでみると、そしてロシア人の友人が出来てしまうと、“鉄のカーテン“の向こうに、日本では経験出来ないようなロシア独特のあったかさを味わうことが出来ます。
ソ連崩壊、そしてロシア誕生から20年が経過し、西側の商品やサービスがずいぶん浸透してきたロシアですが、今も初めてロシアに足を踏み入れたときのカルチャーショックは変わっていないことを実感するとともに、初めて鉄道の旅を味わったときの感動が、鮮明に甦ってきました・・・!
☆私が初めてのロシアで感じたカルチャーショックをまとめた連載エッセイ
『ロシアナのロシアな話』(河北新報 2007)
『ロシアナのロシアな話』(フィナンシャルジャパン 2008)。
さて、もともとおそロシ庵のファンだったという織田さん。今回出版を記念しておそロシ庵に特別記事も寄稿なさっています!こちらもあわせてどうぞ。
☆日本人の女性が一人でロシアを旅したマンガ『女一匹シベリア鉄道の旅』をロシア人に解説してもらった
☆ハフィントンポストにて、日本在住外国人のお宅で世界各国のお料理を習う織田さんの連載のロシア料理編。
http://www.huffingtonpost.jp/kitchhike/borscht-piroshki_b_6442324.html
織田博子さん 作品集へのリンク(http://odahiroko.skr.jp/)
Twitter(@sekai_MM)
Facebookファンページ(食を旅するイラストレーター-織田博子)
コメント