(2021.08)→【イギリス国内旅】野生の馬に出会えるニューフォレストへ
野生の馬に出会えるニューフォレストには、古き良きちいさな田舎町がいくつかあってどれも魅力的なのですが、そのなかのひとつリンドハスト(Lyndhust)を散策しました。というのも、この町には、あの『不思議の国アリス』のモデルとなった少女が眠る美しい教会とお墓があるのです。
△イギリスのお墓には愛する人へ想いを込めて植えられた薔薇の花を見ることがあります。ここにはどんな美しいバラが咲くのでしょうか・・・!
△ルイス・キャロルの『不思議の国アリス』の“アリス“ と書かれています。オックスフォード大学で数学の教師を務めていたチャールス・ドジソン(筆名ルイス・キャロル)は、同僚ヘンリー・ジョージ・リデルの娘たち(ロリーナ、アリス、イーディスの3姉妹)になにか面白いお話をしてほしいとせがまれて、この『不思議の国アリス』が誕生したと言われています。オックスフォード近郊でのピクニックで即興で話した物語を手書きで仕上げた可愛らしい本を、アリスのモデルになった少女、アリス・リデル(Alice Pleasance Liddell)に贈ったそうです。成長してレジナルド・ハーグリーヴスと結婚したアリスは、Alice Hargreavesとなり、3人の息子に恵まれました。晩年はこのニューフォレストのちいさな町で暮らし、1934年に亡くなるとゴルダーズ・グリーンの火葬場で火葬され(☆【英国のなかのロシア】永遠に白鳥を舞う・・・アンナ・パヴロワの骨壺がある火葬場)、遺灰はこのリンドハストの教会St. Michael and all angelsに埋葬されました。
△赤煉瓦造りでステンドグラスが美しい教会
△ヴァイオリンやハープなど音楽を奏でる天使たちの像が空間を包み込みます。
△パイプオルガンの音色が流れたらどんなに美しいことでしょう!
△アリスの2人の息子が戦争で亡くなったことを記した記念碑
△この教会の周りで不思議の国のアリスの世界が繰り広げられている珍しい絵葉書も!Lyndhustの町は観光地になっており、カフェやお土産屋さんなどでアリスをたくさん見かけました。
△昔ながらのパブやお菓子屋さん、そしてニューフォレスト・アイスクリーム!
△あ、落としちゃった!と思ったら、アイスクリームのドアストッパー
△お土産には、ニューフォレスト・サイダー(りんごのお酒シードル)を購入しました。(ロンドンのバラ・マーケットにもお店があるそう。☆美味しいに出会えるバラ・マーケット(Borough Market)!イギリスとロシアの市場)
世界中で愛されている『不思議の国アリス』は実はイギリスとロシアをつなぐぐ大好きな一冊です。