ナショナル・ギャラリーでファン・ゴッホの作品を鑑賞してから(☆【英国のなかのロシア】はじまりはロシア人のコレクション!英国が誇る西洋絵画の殿堂ナショナル・ギャラリー)、2日連続でファン・ゴッホの世界を味わせる展覧会へ行ってきました。ひとつめは『Van Gogh: The Immersive Experience』オランダの画家フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホ(Vincent Willem van Gogh)の作品世界をデジタルアートで360º体感できる展覧会です。
△夏らしく!?たくさんの立体的なひまわりとファン・ゴッホの言葉がエントランスを飾ります。
△入り口では温かな日本フレーバーのお茶をいただくことができます。
△ファン・ゴッホのお気に入りだったというお茶をイメージしたもの。
△ファン・ゴッホの目には景色がどのように見えていたかを検証して体感できる映像や・・・
△たくさんの作品にも描かれた部屋が再現されていたり、
△ファン・ゴッホが画家たちの共同で生活して作品を生み出すための場所として借りた黄色い家。理想に燃えていた当時のファン・ゴッホは、このダイニングルームに飾るためにあの黄色いひまわりの絵を描いたと言われています。
年表と照らし合わせながら代表作品をデジタルで体感していきます。気になったことを伝え合うことにして息子とそれぞれ読み進めます。「生きてるうちに売れた絵は1枚だけだったんだって」どんな絵なのか、誰が買ったのか(ゴッホの知人でベルギーの画家・画商だったアンナ・ボックという女性)さっそく調べます。なんと、その1枚が、ロシアのプーシキン美術館にありました。«Красные виноградники в Арле. Монмажур.»(☆2日連続!夏のヴァン・ゴッホ展 その2『Van Gogh Alive』(ケンジントン・ガーデンズ))
△特に息子が感動していたのは、VR experienceのコーナー。ここだけはチケットとは別にさらに有料(5ポンド)なのですが、ファン・ゴッホの部屋を飛び出して、愛していた大自然のなかへ暮らしていた街の中へ旅することができます。時折、額縁がおいてあって、覗き込むと「あ!あの作品!!」みるみる景色がゴッホの筆のタッチに変わっていきます。VRなので、360度見たい場所を見ることができて、まさにファン・ゴッホの世界のなかに迷い込んだよう・・・!
△ほかにも、ファン・ゴッホ作品に自分で描きこめるできるコーナーや
△ファン・ゴッホ作品のなかでデッキチェアに横になり、いつまでも好きなだけその作品世界を浴びて溶けこめる部屋も。
△日本に強い憧れを持ち、浮世絵に影響を受けていたゴッホ。浮世絵を収集したり、模写したりもしていました。実はドイツやイギリス、フランス、そしてロシアの文学にもとても興味を持っていたそうです。ゴッホがフランスで暮らしていた当時、フランスではロシア文学ブームが起こり、ゴッホもトルストイやドストエフスキーを読んでいたのだそうです。
△ユニークなお土産もたくさんありました。
ここでその世界世界を味わったら、また本物のファン・ゴッホの作品を見にいきたくなりました・・・!
△最寄り駅はLiverpool Street。この辺りは初めて来たので、展覧会後の興奮を鎮めつつお散歩していくことに・・・
Van Gogh: The Immersive Experience
住所:06 Commercial Street, E1 6LZ