2011年3月11日東日本大震災から10年が経過しました。今年10歳になる息子がまだお腹のなかにいて、ラジオ局から収録の帰り道だったでしょうか・・・ちょうど自宅への帰り道に今までに感じたことのない大きな地震ですべてが大きく揺れました。震源地に近い東北地方では大きな被害があり、津波が発生し余震がつづきました。
世界中が黙祷を捧げたこの日、私はThe King’s Singersの歌うHana Wa Sakuを聴きました。イギリスのキングス・カレッジ(ケンブリッジ大学)の学生で結成されたア・カペラグループで、現在もメンバーを変えながら世界で活躍を続けています。復興のテーマソング『花は咲く』(作詞:岩井俊二 作曲:菅野よう子)は各国語に訳されて各国の歌手によって歌い継がれています。(Flowers Will Bloom – Hana wa Saku – Multilingual Version)
ロシア文化フェスティバルblogでは、震災の被災地訪問の様子をインタビューさせていただきました。(☆心の絆を強めて〜震災支援と日本のなかのロシア探究)毎年開催されてきたフェスティバルの数多くのプログラムを通して、チャリティー公演をはじめとするさまざまな形で被災地支援活動が行われてきました。
震災で厳しい状況にさらされた福島県相馬市の子どもたちによる相馬子どもコーラスは、音楽で生きる力を育むために結成されました。2019年G20が開催された大阪でその力強い歌声に大きな希望をもらいました。(☆【日露交流年】閉会式記念コンサート&クロージング・レセプション)
https://www.youtube.com/watch?v=ZcRlanbiA24フィギュアスケーター羽生結弦さんの『花は咲く』も忘れられません。当時16歳のときに仙台で被災し、自宅は全壊して避難所生活を送った羽生選手。トレーニングしていたリンクも倒壊してしまいました。復興への道のりとオリンピックへの道を重ね、2度の金メダルという偉業を達成して被災地を日本を、世界を希望とパワーで満たしてくれました。
今年の3月は、新型コロナウイルスの脅威にさらされ世界が変わってしまった3月からも1年。花は咲くの美しい響きが胸に迫ります。