英国のスーパーマーケットではビスケット売り場の充実度は素晴らしくて、お菓子とは別にビスケットの売り場があるほどです。一杯のミルクティーと美味しいビスケットの組み合わせは至福のひととき。さて、そんなビスケット売り場でも一際目立つのが、Jaffa cakes(ジャッファ・ケーキ)です。
英国を代表するビスケットのブランドのマクビティ(McVitie’s)が考案した英国ならではの味なので、ちょっとしたお土産にもぴったり!
△基本のJaffa cakes(ジャッファ・ケーキ)は3層構造で、柔らかいビスケットスポンジ生地をベースに、ママレードジャム(オレンジペースト)、そしてビターチョコレートでコーティングしてあります。
実はこのビスケットを知ったのは2018年モスクワで開催されたサッカーのワールドカップの時でした。イングランド代表チームの試合を観に出かける時に読んだ記事の中で、イングランド代表がロシアに持ってきた英国のお気に入りの食品リストの中にこのJaffa cakes(ジャッファ・ケーキ)があったのです。(他には、ティーバッグ、イングリッシュ・マスタード、ベイクドビーンズなど)
調べてみると、イングランドプレミアリーグのマンチェスターユナイテッドのかつての名監督アレックス・ファーガソン(Sir Alex Ferguson)がチームの栄養部門のリーダーにTrevor Leaという人物を雇用したところ、カスタードクリームやバーボンやダイジェスティブ・ビスケット(こちらもマクビティ社の代表的な商品)を禁止し、代わりにJaffa cakes(ジャッファ・ケーキ)を摂取するように強く勧めたのだそうです。実際には、トレーニングの日には5枚、試合日には3枚のJaffa cakes(ジャッファ・ケーキ)を摂るように言われたそう・・・!
それからチームは16年間、勝利を続けたため、(事実関係はわかりませんが)縁起を担いでJaffa cakes(ジャッファ・ケーキ)は“成功への鍵”とか“勝利の甘い味”なんて言われているそうです。
ロシアでのワールドカップについてはこちらをどうぞ
☆Jaffa Cakes
This week I focused on one of the British traditional sweets, Jaffa cakes. Jaffa cakes were introduced by the British brand, McVitie’s, in the UK. They have three layers. The base is soft cookie sponge, then a layer of orange flavoured jam and a coating of dark chocolate.
The former manager of Manchester United, Sir Alex Ferguson, employed Trevor Lea as the leader of their nutrition experts. He insisted that players should eat Jaffa cakes instead of custard creams, bourbons and chocolate digestives. Specifically, players were recommended to eat 5 jaffas on training days and 3 before games.
After this interesting diet the team continued to win for 16 years. We don’t know if it’s related or not, but Jaffa cakes are sometimes called the key to success or the sweet taste of victory.
In the 2018 World Cup in Russia The 3 Lions brought their favorite foods from the UK. In the list there were lots of tea bags, baked beans, English mustard and Jaffa cakes! Maybe Jaffa cakes were given a status as a superfood for football players in the UK.