ロンドンでもモスクワでも、9月から新しい学年がスタートします。息子の新しい学校は9月3日から。
【校舎】まず驚いたのは、学校の建物!かつての邸宅を改築して学校として使っているところも多く、なんだか御宅に招かれたようなアットホームな趣きでとても可愛らしいこと。
煉瓦づくりに蔦が絡まり、庭には薔薇の花が咲いている学校の建物はとても趣があり、それぞれの可愛らしい制服姿やハウスカラーのスポーツウェアで登校する子どもたちの様子は、まるで映画『ハリーポッター』の世界です。学校ごとにエンブレムやテーマカラーなど特色のあるおしゃれな制服もイギリスの学校特徴のひとつです。
【制服】
△制服専門店では、学校ごとにセクションが分かれており、店員さんが親切に相談にのってくださいます。
△M&Sなどでもワイシャツやズボン、黒ローファーなどの基本的な制服用品(校章のついていないもの)のコーナーがあります。例えば息子の場合、学校指定の長ズボンが制服専門店では19£、M&Sでは2本で15£。専門店はやはり生地と仕立てがよく冬場に嬉しい温かみと厚みのある材質で裏地も黒なので動いても上品。M&Sのものは薄手で裏地の白が少し目立ちますが、ウエストが調整できて、レギュラーからスーパースリムまでフィット感が選べます。すぐに丈が短くなってしまううえに休み時間は制服のままでサッカーしたりするので、安くて丈夫なのもありがたいです。
また、学校でも年に数回second handの販売会があり、同じ学校の先輩ママたちが必要なものなどを教えてくれるのでとっても助かります。
一方、モスクワではあまり小学生の制服姿は見かけません。(関連☆【今日のロシア】ロシアの小学生)一方、私服だからこそロシアでちょっとしたブームになっていた日本のランドセルは、学校指定バックが多いロンドンでは見かけません。(関連☆【モスクワの街角】ランドセル人気と通学スタイル☆9月1日は新学期!ロシアのランドセル人気 2018 ☆日本のランドセル文化がロシアへ)
【行事】
ロンドンの学校では普段が制服姿のためか、さまざまな服装で登校する日も子ども達の楽しみです。動物愛護などさまざまなテーマについて意識することが目的で、9月のJeans for Genes day(ジーンズを履いて行く日)、10月31日Halloween(☆英国とロシアのハロウィン・ムードは?食材店 PANZER’S)、11月のPJ day(パジャマやOnesieを着て行く日 )12月Christmas Jumper Day(楽しいクリスマスモチーフのセーターを着ていく日 ☆Christmas Jumper DayとChristmas lunch、Christmas crackers!)、3月のWorld Book Day(大好きな本のキャラクターに扮する日 ☆ハリー・ポッターに変身!英国のWorld Book Day ワールドブックデー)、5月のSilly Socks Day(おかしな靴下を履いていく)、7月のCrazy Hair Day(おかしな髪型でいく)・・・など。この日は学校エントランスに募金箱が用意されていて、集まったお金を寄付したりもします。
【新学期】
ロシアでは、9月の新学期の初めや10月の『教師の日』に先生にお花やプレゼントを差し上げる習慣がありましたが(☆【ロシアの学校】9月、新学期!☆【ロシアの祝日】職業の日 10月5日 День учителя (教師の日)2019☆【ロシアの祝日】職業の日 День учителя (教師の日)2018)、英国では特にないようです。新学期にまるでロシアみたいに子供たちがおしゃれしてお花を持って登校している・・・!と思ったら、偶然通りかかったロシア人の補修校でした。ちなみに、学期の最後に、クラス役員の発案で、有志で担任の先生にお花とギフトカードを差し上げました。)
これから、さまざまな違いに驚きながらイギリスのスクールライフを味わっていきたいと思います。
【持ち物】
☆イギリスでもロシアでも・・・子どものノートには青ボールペン⁉︎
【学校生活】
【教科】
日本の学校のの教科に当てはめてみると、息子の学校では、国語(つまり英語)と算数は毎日、サイエンス、ヒストリー、ジオグラフィー、ミュージック、アート、デザイン&テクノロジー(家庭科&技術みたい)、外国語(フランス語とラテン語は必修)、IT、PSHE(保健)、games(体育)など。日本のような鉄棒や跳び箱、マット運動や縄跳びはなく、フットボールやクリケット、ラグビーなどの競技を学期ごとにプレーしています。日本では道徳があったと思いますが、こちらでも宗教理解などがあります。
【補修校と学習塾】
また、月曜から金曜まで現地校に通う日本人の子どもたちを対象に土曜日午前中に補修校があります。希望者は試験を受けて入学し、日本の小学校と同じ教科書を使って国語の教育を受けることができます。日本人学校に加え、補修校が3カ所で開校されているロンドンに比べ、モスクワでは日本人学校はありましたが補修校はありませんでした。
補修校では日本の学校と同じ様に、4月に入学式、運動会や文化祭などの学校行事もあるため、日本の学校のような雰囲気を味わうこともできるようです。そのため、生徒には外国に永住している日本人の方で日本の教育をと思っていらっしゃる方が多いようです。(数年の滞在で日本帰国が決まっている方は、現地校のみ、あるいは日本の学習塾を選択している方も多いようです。)