昨日のブログではロシアのお魚事情〜冷凍 編〜をご紹介しましたが、新型コロナウイルスの感染対策でお買い物にもなかなかこまめに行けない今、冷凍とともに便利なのが缶詰です。
△日本に輸入しても人気が出そうなスタイリッシュな缶詰は、1911年創業のロシアの人気ブランドДоброфлот社の缶詰。
太平洋で穫れた秋刀魚や鰯、極東で穫れた鯖は、натуральная(ナチュラルな)も、с добавлением масла(オイル漬け)など調味料(塩胡椒やローリエ)で少し味付けれていて、そのままでも美味しいですが、Сайра(秋刀魚)のぶつ切りは立田揚げにしたり、Иваси(鰯はロシア語でもイワシ)は梅とショウガで煮たり、Скумбрия(鯖はねぎと一緒に味噌煮風にしたり・・・和食にも変身してくれます。
△公式サイトには、缶詰を使ったおすすめのレシピも掲載されているのですが、Печень минтая натуральная(スケソウダラの肝)を使ったお味噌汁も!→こちら
私の故郷青森では、じゃっぱ汁と呼ばれる鱈のアラを煮込み、肝を溶かしていただく郷土料理があるんですが、ロシアでも広がる新たなお味噌汁の世界・・・!
△ちなみに、ロシアの人気スープのひとつには、魚を煮込んだスープのУха(ウハー)があります。(手前:ボルシチ、奥:ウハー)お魚の種類はお店によっても旬によっても違い、数種類ミックスされていることも。お魚の出汁をたっぷり味わえる塩胡椒のシンプルな味付けで、一緒に煮込んだお野菜も優しいお味。
他にもДоброфлот社の缶詰には、スケソウダラの卵(たらこ)と肝を合わせた缶詰め、海藻を使ったサラダシリーズや、トマト煮缶シリーズなど種類豊富。いろいろ試してみたいです。