大好きなモスクワ音楽院の隣には、もうひとつ大好きな教会Храм Вознесения Господня на Никитской («Малое Вознесение»)があります。実はここ、日本にも深いご縁のある教会なんです。
△この教会には、日本にロシア正教を伝道したニコライ・ヤポンスキー(Николай Японский)を書いたイコンがあります。桜と富士山が描かれ、寺院の屋根のような雰囲気の額装がとてもユニークです!
△イコンには、その生涯を日本での正教伝道に捧げ、日露戦争中も日本にとどまり、日本で永眠したニコライ・ヤポンスキーの生涯が描かれています。日本正教会の創建者であり、正教会で列聖されている日本大主教ニコライ・ヤポンスキーの名をとって、御茶の水には通称“ニコライ堂”(東京復活大聖堂)が建てられました。(過去ブログ☆【今日のロシア】ニコライ堂)
ニコライ・ヤポンスキーの不朽体は谷中墓地のほか、ニコライ堂や函館ハリストス正教会などにあります。
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さて、正面右奥のニコライ・ヤポンスキーのイコンのほかにも、正面左手には、モスクワ音楽院の隣という立地にもぴったりの新しいイコン『音楽家たちと詩人たちのイコン』がお目見えしました。
△手には楽譜。ちいさなカードタイプは、お守り代わりにヴァイオリンケースのなかに。新しいイコンなので、音楽家の方でもまだご存じない方も多いこちらのイコン、ロシア音楽を愛する方への贈り物にも良いかもしれません。
△ほかにも、音楽家たちのイコンのさらに左奥には、マルフォ・マリンスカヤ修道院のエリザヴェータ・フョードロヴナのイコン
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△教会へ入るとき、女性はプラトークやスカーフで頭を覆います。ロシア旅行やモスクワ散策の際には、いつも鞄のなかにプラトークやスカーフがあると安心です。
«Малое Вознесение» https://mvoznesenie.ru/
Address: Bol’shaya Nikitskaya Ulitsa, 18/2