乳製品の豊富なロシア!ヨーグルトもたくさんの種類があります。毎朝召し上がる方も多いヨーグルトは、あれこれ試してみたり、周りの人に最近のお気に入りを質問してみたくなってしまいます。
△とにかく広いロシアのヨーグルトコーナーの特徴のひとつは、いわゆる普通のヨーグルトとトヴォロークのヨーグルト(творожный йогурт)に別れていること。
△ロシアの“トヴォローク”はとても人気があります。そのまま食べてよし、スメタナ(ロシアのサワークリーム)や蜂蜜、ヴァレーニエ(果実を形を残して似たもの)などと一緒に食べてよし。スィルニキと呼ばれる小さな丸いチーズケーキを作ったり、オーブンで焼くザペカンカにしたり、菓子パンの真ん中に乗せればヴァトルーシカに、柔らかなクッキー生地に挟めばソチニクに・・・とロシアの食卓で活躍します。また、ロシア正教の復活祭パスハには、トヴォロークを型に入れて作ったお菓子をいただきます。そんなトヴォロークのヨーグルトはこってりと濃厚でレアチーズケーキのようなお味です。
△トヴォロークのヨーグルトの代表選手、ダノン(DANONE)の“ダニッシモ Даниссимо”はロシアナ時代から冷蔵庫に常備しています。たくさんの味があり、フルーツ系も美味しいですし、チョコレートのパフ入り(Даниссимо Творожный с хрустящими шоколадными шариками)や刻みチョコ入り(Даниссимо Творожный c изысканным шоколадом)などのデザート系も美味しい!さらに、プリャニク(ジンジャーブレッドクッキー)味やアップルパイ味、塩キャラメル味など新味もちょこちょこ登場します。他にも様々なブランドのトヴォロークのヨーグルトが楽しめます。
△同じくダノン(DANONE)でも、トヴォロークのヨーグルトはちょっと苦手という方にも安心のお味なのが、アクティビーア «Активиа»。息子のお気に入りはイチゴ味かナチュラルで、飲むヨーグルトタイプも人気です。
△私の今のお気に入りはロシアの«Эфко»社のブランド«Слобода»のレモン味(Йогурт с лимоном)!
△それから、モダンデザインのチェブラーシュキン兄弟«Братья Чебурашкины»6.0%はギリシャヨーグルトに近いような濃さと日本のプレーンヨーグルトに近い酸味が魅力。
△ちょっと食べにくいけれど可愛らしいフォルムの Landliebeは、昔ながらの日本のカップヨーグルトのような優しいお味で人気があります。種類も豊富で、底にソースがあり、混ぜながらいただきます。(カップ型もあり)
△最近はチアシードやキヌア、抹茶や高麗人参、亜麻(【ロシアの食】日本よりもロシアでお得!スーパーフード Лён 亜麻)などスーパーフード入りが流行中。日本では見かけないような味や組み合わせも。(☆【ロシアの食】スイカ!メロン!きゅうり!?ロシアで人気の瓜系フレーバー)
健康にも良いヨーグルト、まだまだお気に入りを増やしていきたいなと思っています。
△もうひとつ、乳製品コーナー付近で必ず見かけるのが、トヴォロークをチョコレートでコーティングしたスィローク。こちらもロシアでは昔から定番人気のおやつで、乳製品コーナーにはいつもたくさんの種類を見かけます。日本で暮らすロシア人の友人が“ロシアが恋しくなる味”“ロシアに戻ってきたなと感じる味” と話していましたが、なんと最近は日本でも販売されているとか!カルディコーヒーファームで、«Б.Ю. Александров»のスィローク(写真右)が、ロシアの新感覚スイーツ「ロシア プレミアムチーズ」として販売されており、日本ではアイスクリームと一緒に冷凍コーナーにあるそうですよ。