2018年9月7日〜2019年1月13日まで、トレチャコフ美術館新館で開催されていたイリヤ&エミリヤ・カバコフの展覧会『В будущее возьмут не всех』へ。数年前にロシアのTVでカバコフ夫妻の長編インタビュー番組が放映されたときのタイトルもこの、未来へ皆が連れて行ってもらえるわけではない、だったそうです。“記憶“はカバコフ作品の主題のひとつであるように感じています。
イリヤ・カバコフは、私が大学の卒論のテーマにしていた現代アーティストでした。これまでも何度か展覧会へ足を運びましたが、ロシアでの個展を訪れるのは初めて!卒論を書いていた頃には写真集でしか見たことのなかった作品を、モスクワでのこの大規模な回顧展で実際に目にすることが出来た感動は忘れられません!
モスクワでカバコフ夫妻が創作活動をしていたのは、ツルゲーネフ広場にある、かつて保険会社『ロシア』が入っていた美しい建物(Дом страхового общества «Россия»)の上階でした。
☆Илья и Эмилия Кабаковы『В будущее возьмут не всех』
https://www.tretyakovgallery.ru/exhibitions/ilya-i-emiliya-kabakovy-v-budushchee-vozmut-ne-vsekh/
☆Новая Третьяковка(トレチャコフ美術館新館)
https://www.tretyakovgallery.ru/for-visitors/museums/novaya-tretyakovka/
住所:Крымский Вал, 10