ロシア人墓地から、外国人墓地のなかの小径を海へとくだっていくと・・・海岸沿いには函館湾を臨む絶景カフェが!
大きな窓から函館の海をひとりじめ!海風がここちよく感じられます。 テーブルの上には双眼鏡も。
隠れ家のような佇まいですが、函館出身のアーティストGLAYの「WHITE ROAD」PVロケ地としてファンの聖地になっているそうで、ひとりふたり・・・と入れ替わりお客様が訪れます。
そんなファンの方と同じくらいに私をドキドキさせたのは、入り口のメニュー看板!
カフェテリア “モーリエ“(ロシア語で海)!? オススメは、ピロシキ、つぼ焼き、ロシアンティ!?さっそくお店の一押しメニューだというピロシキセットを注文することに。 ひとつずつ、注文を受けてから焼くそうで、少しお時間はかかりますが、焼けていく香ばしい香りもたまりません。ゆっくりと海を眺めながらの幸福なひととき。
ピロシキというと、日本ではシベリアや極東に多い“揚げピロシキ“が主流ですが、広いロシアのヨーロッパより、モスクワやサンクトペテルブルグでいただいたピロシキはほとんどが“焼きピロシキ“でした。函館カフェテリア モーリエさんのピロシキは、なんと珍しい焼きピロシキ!
外側はサックサクで香ばしく、なかはふんわり。マッシュポテトと挽肉・玉ねぎが、2色に分かれているのも珍しいですね。小さめで小腹が空いたときにつまむようなサイズが一般的ですが、こちらは大きくて香りも見た目も主役級です。ロシアンティは自家製の薔薇のジャムが添えられていました。
前のオーナーがロシアとヨットと音楽が大好きだったそうで、好きなものがぎゅっと詰め込まれた店内にはあちらにもこちらにもロシアが・・・!
入り口の脇にはちいさなお土産屋スペースもあり、地元の方の手作りだというマトリョーシカグッズがたくさん。
お会計の際には、レジ横の手作りのマトリョーシカ短冊もいただきました。七夕にちなんでお客様にお渡ししているそうです。
さんさんと太陽がふりそそぐ夏のテラス席での夕暮れも素敵そうですが、冬の雪景色を眺めながら湯気の立つキノコのつぼ焼きを頂くのもきっと素晴らしいでしょう!GLAYファンだけでなく、ロシアファンにもぜひ訪れて頂きたいアットホームで居心地の良いお店です。