世界的指揮者 小沢征爾さんの娘で、俳優の小澤征悦さんのお姉様でいらっしゃる作家の小澤征良さん。エッセイ『おわらない夏』がベストセラーを記録したことは記憶に新しいところです。お母様がロシア人と日本人のハーフでいらっしゃることもあるせいか、その作品にはロシアがよく登場します。
たとえば、こちらの『しずかの朝』では、不思議な縁に導かれ、亡命ロシア貴族の未亡人ターニャが住む横浜の洋館で暮らすことになる女性しずかの物語。
ほかにも小澤さんが大雪の章を担当された『君と過ごす季節 秋から冬へ、12の暦物語』など。どんなところにロシアが登場するか探しながら読んでみるのも楽しいかもしれません。