どこかご本人にも似ているつぶらな瞳の作品で日本にもファンの多いマトリョーシカ作家セルゲイ・コブロフさん。蔵王系こけしの岡崎幾雄さんと土湯系こけしの陳野原幸紀さんの木地でこんな可愛らしいマトコケシが誕生しました。
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そんなコブロフ夫妻をお招きして、今回のマトコケシ展覧会では、ユニークな交流イベントも開催されました!
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宮城県の作並温泉に泊まり、伝統こけしの制作過程を見学。工人さんのお宅ではおはぎを頂きながら独楽まわしも体験したというコブロフ夫妻。
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お礼には、ささっとこけしに絵付けを施してプレゼント。
イベント第一弾トークショーでは、マトリョーシカの魅力や作家になったきっかけ、こけしの共通点や違い、未来に期待することなどコブロフ夫妻の熱く真摯な言葉と優しい笑顔に、そして会場で振る舞われた熱々のロシアンティーに、集まった皆様は身も心も温まったご様子・・・。
つづいてイベント第二弾、コブロフ工房の指導のもとで、なんとも贅沢なマトリョーシカ絵付け教室も開催されました。
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あっという間に定員になったというこの人気イベント。さすがに絵心のある方ばかりとみえて、完成品を展示ケースの前に並べてみると、この通りの力作揃い!!
ミュージアムショップでは、コブロフ工房のマトリョーシカはもちろん、絵付けに挑戦できる白木マトリョーシカ・キットや
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震災復興支援「SAVE JAPAN ありがとうKOKESHI SMILEプロジェクト」の一環として、こけしの産地である東北へ、ロシアから届けられた沢山のマトコケシたち。
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「マトリョーシカとこけしが似ていることに驚きましたが、同じ雪国だからでしょうか・・・コブロフ夫妻にお会いして、東北の私たちとロシア人とも素朴さや温かさが似ているように感じたのは嬉しい驚きでした。」
「マトコケシの華やかな色合わせが、震災からずっと沈みがちだった心に花を咲かせてくれたようでした。」
「マトリョーシカの魅力を通して、こけしの魅力を再発見することができました。」
マトコケシたちとのおしゃべりに花が咲くひとときでした!