(ロシア文化フェスティバルblogより)
ロシアで最も愛されている国民的詩人の一人プーシキン! Александр Сергеевич Пушкин(1799-1837)
△赤の広場からつづく目抜き通りトヴェルスカヤ通りを進むと、プーシキン広場に銅像があります。広場では四季折々のイベントが催され市民の憩いの場になっていますし、6月6日の誕生日などの記念日には銅像にたくさんの花が捧げられ、詩の朗読会やイベントが催されます。もちろん、たくさんの観光客がここを訪れます。
△プーシキン像のそばには、並木通りに面してモスクワを代表するレストラン«Кафе Пушкинъ» (カフェ・プーシキン)
△隣にはパティスリー『カフェ・プーシキン』Кондитерская «Кафе Пушкинъ» 。
△モスクワの2大美術館のひとつは、その名も国立プーシキン美術館(Государственный музей изобразительных искусств имени А. С. Пушкина)ですし、
△もう一方の国立トレチャコフ美術館では、プーシキンの肖像画を見ることが出来ます。アラブ人の曾祖父を持ち、やや褐色の肌と巻き髪をしています。曾祖父はピョートル大帝のもとへ奴隷として連れてこられたそうですが、実力主義の大帝にその才能を買われて出世した人物で、プーシキン自身が作品のなかでその生涯を描いています。
△プーシキンの名を冠したホテルや劇場もありますし、
△街中には、プーシキンにちなんだ場所にプレートを見つけることも出来ます。
△さらに深くその作品について知りたい方には、国立のプーシキン博物館。「金の魚」などの童話の世界を楽しめる子ども向けの展示も充実しています。
△アルバート通りには、新婚時代に暮らしていた家の博物館(モスクワ通信『プーシキンの部屋記念館』)、
△プーシキンが結婚したといわれる教会のそばには、プーシキンとナタリア夫人が手を取り合い見つめあうロマンチックな噴水もあります。
もちろん、本屋や図書館にはプーシキン関連の本もたくさんありますし、子どもたち用にもプーシキンのおはなしや詩、CDも売られています。
△劇場シーズンには、モスクワ市内のたくさんの劇場で、プーシキンの作品『エヴゲーニー・オネーギン』『ボリス・ゴドゥノフ』『ルスランとリュドミラ』『スペードの女王』などが繰り返し上演され、プーシキンの詩をモチーフにした歌曲やコンサートも人気です。
△新トレチャコフ美術館の横からモスクワ川沿いのピョートル大帝像へとつづく芸術公園ムゼオンにもプーシキン像。
大好きなプーシキンを感じながらモスクワ歩きをしてみるのも素敵ですね。