(ロシア文化フェスティバルblogより)
ロシアといえば黒パンですが、ロシアの白パンの最も古い形として、Калач(カラチ)と呼ばれるパンがあります。
こちらはモスクワ郊外コロムナにあるカラチ博物館。煉瓦作りの可愛らしい博物館では、時間制で体験型の見学会を予約出来ます。この可愛らしい作業場にて、歴史や材料など、このユニークな形を実際に作りながら、そしてお客様も巻き込んで劇場のように展開していきます。
16世紀頃から、タタールのイーストを使わない平たくて丸い白パン レピョーシカ(лепёшка)のレシピから作られるようになったそうです。
さいごには、かごに山盛りの焼きたての香ばしいカラチと熱い紅茶がふるまわれます。バターをたっぷり塗っていただくと、外側はパリッとなかはもっちりとして、最高の美味しさ!
ユニークな鍵穴状の形、そして切れ目を入れた部分がスマイルマークのようで、こちらまでにっこりしてしまいます。
アンティークのピアノやサモワール、ベレスタ(白樺細工)の調味料入れなどロシアならではのキッチン周りのインテリアもとても可愛らしい!
△店先でも、焼きたてのカラチに大行列!プレーンのカラチは50ルーブル。ほかにも、なかにお肉を挟んだカラチ・サンド、トヴァロークというチーズを乗せた昔ながらの菓子パン“バトルーシュカ”、ピロシキなども売っていました。
お店の脇から、コロムナのクレムリンへと続いています。教会広場やちいさなミュージアム、飾り窓枠の可愛らしい昔ながらのお家など、散策にもぴったりです。
Музей Калачная