【今日のロシア】さいたまゴールドシアター看板女優

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NHK-BS1で、2月17〜19日の3夜連続で『本当にあった幸せ物語』と題したドキュメンタリー・シリーズが放送された。その第3夜『喝采 蜷川幸雄と老年俳優たち

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世界的演出家の蜷川幸雄さん率いる演劇集団「さいたまゴールドシアター」。一般公募された63歳から89歳までの団員たちが演じる岩松了『船上のピクニック』!ケラリーノ・サンドロヴィッチ『アンドゥ家の一夜』!そしてパリ公演『鴉(からす)よ、おれたちは弾丸(たま)をこめる』!に挑む姿を紹介する。やがて誰にもおとずれる老いに真正面から向き合い、“枯れゆく肉体“と“熟した魂と人生経験“で演じ上げる。

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看板女優はパリ公演で89歳のお誕生日を迎えた重本恵津子さん。女優を夢見て上京したものの、所属していた劇団が解散。心機一転35歳で早稲田大学に入学してロシア文学を学びます。今も、机や書棚にはロシア語の辞書や文学全集がずらり!団員紹介ページでも影響を受けた人にドストエフスキーやトルストイを挙げていらっしゃいます。子育ても仕事も一段落して出逢ったゴールドシアターで、ついに女優の夢を叶えた重本さん。「あなたの人生だって、まだ何がなにがあるかわかりませんよ。だから、今日という一日を精一杯に生きていくこと。」ロシア文学で培われた美しい日本語と女優オーラを漂わせてホホホと笑う重本さん、いつかロシアものをロシアで演じて頂きたいです!

 

 

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