【日本のなかのロシア料理】海燕

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少し前のことになりますが、2月7日は日本では『北方領土の日』でした。今や何でも“ゆるキャラ“がPRしてくれる日本ですが、北方領土のイメージキャラクター“エリカちゃん“のツイートもずいぶん話題になりました。この日、私はちょうど新宿で用事が終わり、寒いのでみんなでロシア料理でも・・・ということに。現在地から近い順に、高田馬場『チャイカ』→新宿『スンガリー』西口&東口と電話しましたが、なんとどこも予約で満席とのこと!たとえ“北方領土の日“でも、寒い冬には特にロシア料理が恋しい日本人が多いことを改めて実感する出来事でした。

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 △さて、そんな私たちが次に電話したのが本郷『海燕』でした。(外観写真はこちらより転載)中華料理のような店名ですが、ロシアの文豪ゴーリキーの『Песня о Буревестнике(海燕の歌)』から名付けたというロシア料理店です。4人テーブルが4つほどのこじんまりした店内ですが、東大教授のお気に入りランチスポットにも選ばれたそうで、お得なランチ時はいっぱいにも。

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△自慢の味で勝負!という雰囲気のマスターですが、メニューやカウンターの棚にはマトリョーシカなどの可愛らしい小物も。

荒波を飛ぶ燕のように、無骨な髭とハリのある低音の声が魅力のマスターがおひとりで切り盛りなさっています。お料理から接客まですべてなさっているので、お忙しそうでなかなかゆっくりお声をかけられませんが、 ウクライナで修行なさったという味は本格的!

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 △やっぱり、冬はボルシチ!具材がごろごろと楽しめるウクライナ風です。お肉はブイヨンでとり具材としては入っていないため、コクがあるのにさっぱりとして野菜のうまみをしっかり感じられます。

 

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△見た目もきのこみたいで可愛らしいきのこのつぼ焼き“グリヴィ スメターニャ“。鶏肉などをいれていわゆるシチュー風にしてしまうお店も多いのですが、こちらのお店はボルシチ同様に、シンプルにたっぷりのマッシュルームを濃厚なスメタナで煮込んでいます。

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△“キエフスキーカツレツ“。縦にナイフをいれるとバターがとろり・・・!鶏肉はミンチ状にしてからまるめて成形してあるのでふんわり柔らかく、外の衣がカリッと、中身はふんわり、さらにそのなかからバターと肉汁が溢れるという一皿。夜はこのキエフスキーカツレツをメインにしたウクライナコース(4000円)やシャシリクをメインにしたグルジアコース(3000円)、モスクワコースにカイエンコースがあります。

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△揚げピロシキ。お持ち帰りもできるそうです。カルトーシカ(じゃがいも)の切り方もピロシキの包み方も、愛情たっぷり男の料理!という感じですね^^

 

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△食後はロシアンティー。バラのジャムが添えられていました。ロシア人はとにかくバラが大好き!香りもよく私も大好きですが、ロシアでお紅茶をいただくときには果物のジャムが多いように思います。ロシア人の友人は、バラジャムといえば、ロシアよりもブルガリアかな!?と言っていました。

今度はぜひランチで自慢のロールキャベツをいただいてみたいです!

 

 

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