そんなこともあり、馬が好きな私が、コンサート本番前に訪れたのは、こちら!
この風景でピンと来た方はかなりの通でいらっしゃいます!
ここは、白い馬シリーズも素晴らしい日本画家、東山魁夷さんが代表作のひとつ『道』を描いた場所。
道路脇には小さな石碑がありました。
~ひとすじの道が、私の心に存った。夏の早朝の野の道である。青森県 種差海岸の、牧場でのスケッチを見ているとき、その道が浮かんできたのである。正面の丘に灯台の見える牧場のスケッチ。その柵や、牧場の馬や、灯台を取り去って、道だけを描いてみたらーと思いついた時から、ひとすじの道の姿が心から離れなくなった。道だけの構図で描けるものだろうかと不安であった。しかし、道のほかに何も描き入れたくなかった。~
~遍歴の果てでもあり、新しく始まる道でもあった。未来への憧憬の道、また過去への郷愁を誘う道にもなった~
戦後の復興へ歩みはじめた日本で、人生の岐路にあった東山魁夷が、未来へ続く道を描こうと希望を託したひとすじの道は、3.11後も変わらない姿で、三陸復興国立公園に指定された八戸の種差海岸沿いにあります。
またそこから海岸沿いには、鳴き砂の浜辺や、天然芝生と海のコントラストが素晴らしい海岸など、風光明媚な景色がつづきます。
ロシア文学を愛し『坂の上の雲』や『ロシアについて』など著書がある作家の司馬遼太郎さんも、昔ここを訪れたときは~どこかの天体から人がきて、地球の美しさを教えてやらねばならないはめになったとき、一番にこの種差海岸に案内してやろうと思ったりした~と称賛しました。
天然記念物うみねこ繁殖地で、株のあがる御守りでも知られる蕪島や、
葦毛先展望台など、ひとすじの道から続くうみねこラインを、夜の『名曲の散歩道』までドライブしてもらいました。
ちょうど天皇皇后両陛下が訪れたばかり。
ドミトリエフさんも海がお好きで、八戸ではまっさきに海を訪れていましたが、北国に暮らしているせいか、モスクワが海から遠いからか、海に憧れるロシア人は多いです^ ^
ソ連時代の国内人気リゾートは、今年オリンピックも開催された黒海沿岸のソチでしたし、今や世界のビーチリゾートはロシア人でいっぱい!
多少寒くても平気で泳いじゃうロシア人も…!
日本食ブームもすっかり定着したロシアですが、お刺身やお寿司が好きな方もとても多いんですよ!
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