ピエタ

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姉妹、美味しいもの、クラシック音楽・・・が登場する小説は、なぜか手にしてしまいます。
 
久しぶりのオススメ本。
 
『ピエタ』

ピエタ(孤児院)でバイオリンを教えていたという作曲家アントニオ・ビバルディの歴史をもとに、水の都ヴェネツィアを舞台に繰り広げられるストーリー。
 
主人公であるピエタの娘エミーリアが亡きビバルディ先生の楽譜を探しながら、バロック音楽の名曲『調和の霊感』の魅力そのままに、短調→長調→短調・・・と出会いと時間を丁寧に重ねていきます。
 
 
見たことのない街の景色が、出逢ったことのない人たちが、色鮮やかに目のまえに広がり、歌い笑い泣いて、まるで自分のことのように心が震える作品でした。
 
小説もラジオも、ふとした文字や言葉から、自分だけのどこまでも無限に広がる世界に出逢えますよね。
 

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