今晩は全日本フィギュア!今や世界選手権よりも表彰台に上るのが難しいといわれています。あの、カナダのパトリック・チャン選手も記者会見の席で笑いながら「全日本選手権に出場できなくてよかった」なんていってましたね。
さて、次世代のエース羽生結弦選手の憧れの選手と言えば・・・ロシアのプリュシェンコ選手。ゆっくりと氷の上をまわって初めのポジションに向かうスタイル、完成度の高い4回転ジャンプ、あの柔軟性と美しいビールマンスピン・・・確かにどこか昔のプリュシェンコ選手に似ています。幼少期には髪型なども意識していたそうですよ。
羽生選手が公式HPプロフィールで、感動した演技&試合に挙げているのが2002年のソルトレイク五輪でのプリュシェンコ選手の戦いです。
△SP“マイケル・ジャクソンメドレー“
練習で右足首を負傷していたプリュシェンコ。
オリンピック本番ではSP冒頭の4回転トウループで転倒してしまいます。
暫定1位は宿命ライバルといわれた、ロシアのヤグディン。
暫定2位は、現在、高橋大輔選手のコーチでもある本田武史選手です。
https://www.youtube.com/watch?v=IwHDWUPwO1I
▲LP “Carmen“
4位で臨んだFSでは高難度の技を連発して追い上げ銀メダルを獲得しました。金メダルはアレクセイ・ヤグディン選手の手に!
▲SP ”Winter”
▲LP ”man in the iron mask”
プリュシェンコとヤグジン
この当時、この二人のロシア人選手が、
ロシア国内はもちろん世界のあらゆる大会の1位2位を競っていました。
滅多にミスをしないプリュシェンコ選手にとって、とるはずだった、とれるはずだった金メダルをライバルに奪われ、悔しい銀メダルとなったのでした。
プリュシェンコ選手のコーチは、アレクセイ・ミーシン。そしてヤグジン選手のコーチも、もともとはアレクセイ・ミーシンでしたが、後輩として天才少年プリュシェンコ選手がチームに加わったことを一因にコーチを変え、タチヤナ・タラソワのもとへ。(浅田真央選手の元コーチで現在は振り付けを担当)そう、ふたりは少年時代からのライバルだったのです。
強く美しいふたりの戦いを応援しつつも、
世界はプリュシェンコ派とヤグジン派にわれていたそう。
さて、ソチ五輪では、プリュシェンコvs羽生の戦いがみられるでのしょうか。