『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン〜熱狂の日〜音楽祭へ行ってきました。毎年GWに開催されるこのクラシック音楽のお祭りです。
クラシック音楽というとちょっぴり敷居が高いイメージもありますが、もともとは生活をより豊かに彩り、楽しい時間を共有するために生まれたもの。改めてそう実感できるような、さまざまな企画が用意されていました。 そのひとつがキッズプログラム!
「サクル・リュス~ロシアの祭典~」がテーマの今年、
なんとモスクワ大司教座合唱団が日本の子供たちに
ワークショップを行うときいて潜入してきました。
モスクワ大司教座合唱団は1983年に創設され、
伝統に従って12~13名の男性歌手で構成されています。
ロシア正教の典礼音楽から民衆歌、
ソ連時代の声楽曲、現代ものまで幅広いレパートリーを持ち、
ソ連解体後には国内だけでなく欧米でも国際的な評価を得ています。
全身黒づくめの衣装で、大きな身体に優しそうな笑顔。
子供たちを囲むように整列すると、
古い教会の歌から新しい歌、クリスマスの歌などを解説しながら歌い、
その合間にはロシアの教会の建物がどんな形をしているのかなど、
写真を見せながら説明してくださいました。
ほかにも、ロシアの子供が好きな手遊び歌でいっしょに遊んだり、
バイバイ!やありがとう!などの簡単なロシア語レッスンがあったり、
なんと日本でチェブラーシカが人気だときいて、
スペシャルサービス!即興でチェブラーシカの歌も歌ってくれました。
写真は指揮者のグリンデンコさんと。
低い声から高い声までが層のように重なり、合唱になる美しさに圧倒され、
質問コーナーでなかなか元気に質問してくれる子供さんがいなかったのですが、
なにより歌うことの楽しさを感じで子供たちのきらきらした目が印象的でした!
このほかにも、私は0歳の息子と一緒に、
「0歳からのコンサート」にも参加してきました!
くるみ割り人形や、白鳥の湖、眠りの森の美女など、
本格的なオーケストラが演奏するバレエ音楽に、
嬉しそうに一緒に歌ったり、
パパに肩車をしてもらいながら歓声をあげたり、
みんな思い思いに本物のクラシック音楽を満喫していて、
そんな子供たちののびのびとした姿に、
両親も笑顔いっぱいの素晴らしいひとときでした。