ロシアを代表する作曲家ピョートル・チャイコフスキー Пётр Ильич Чайковский(1840-1893)。モスクワではたくさんの場所でチャイコフスキーに出逢うことができます。まずはチャイコフスキーゆかりの、または名前を冠した音楽ホールとカフェ、そしてコンクールや音楽学校をご紹介します!
【チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院】
△教鞭をとっていたモスクワ音楽院の前には、チャイコフスキー像が。世界三大コンクールのひとつとされているチャイコフスキー・コンクールの舞台にもなる場所です。4年おきの開催で、今年2019年6月にまた新たな歴史が誕生します。
【チャイコフスキー名称コンサートホール】
△チャイコフスキーの名を冠したコンサートホール。
△ホールの1階には、カフェ・チャイコフスキーもあります。チャイコフスキーの作品世界をテーマにしたケーキも楽しめます。
☆気分はアーティスト!Кафе «Чайковский»(カフェ・チャイコフスキー)
【チャイコフスキー記念モスクワ音楽院付属中央音楽学校】
☆【ヴァイオリンあれこれ】チャイコフスキー記念モスクワ音楽院付属中央音楽学校
☆【ヴァイオリンあれこれ】チャイコフスキー記念モスクワ音楽院付属アカデミー音楽学校
【音楽コンクール】
☆国際音楽コンクール『Шелкунчик(くるみ割り人形)』で日本人の村田夏帆さん金賞!
次に、チャイコフスキーについてさらに深く味わいたい方におすすめのミュージアムをご紹介!
【『チャイコフスキーとモスクワ』博物館】
チャイコフスキーの音楽や言葉、楽譜や愛用の品を味わいながらその人生を辿ることができます。
☆Музей «П. И. Чайковский и Москва»(『チャイコフスキーとモスクワ』博物館)
【モスクワ郊外クリン チャイコフスキー博物館】
郊外クリンには、ロシアの自然を愛したチャイコフスキーが晩年を過ごした家がそのままの形で博物館として残されており、世界中のファンが訪れます。
△クラシックな趣きが大切に残されているモスクワの街角には、偉人たちのゆかりの場所に記念プレートを見ることが出来ます。こちらはチャイコフスキーが1872〜1873年にここに住み仕事をしていたことを記念したプレート。
△3階にホテル・チャイコフスキー
△この湖にインスピレーションを得て『白鳥の湖』を作曲したといわれています。☆Новодевичий монастырь(ノヴォデヴィチ修道院)
ほかにも、モスクワの劇場では毎晩のようにチャイコフスキー作曲のバレエやオペラが上演されていますし、ロシア国内ペルミにチャイコフスキーの名前を冠したオペラ・バレエ劇場(Пермский академический театр оперы и балета имени П. И. Чайковского)もあります。ロシアや旧ソ連圏の国々には、チャイコフスキーの名前がつけられた町や通りもあり、銅像も数多く存在します。
△ロシアの偉人たちの名前が付けられたアエロフロート・ロシア航空の飛行機をはじめ船などの乗り物に、また天文学者リュドミラ・チェルヌィフが1974年に発見した小惑星や、水星の大きなクレーターのひとつにもチャイコフスキーの名前が付けられているそうです(チェルヌィフ夫妻は256個もの小惑星を発見しました)。チャイコフスキー名称ボリショイ・シンフォニー・オーケストラ(Большой симфонический оркестр имени П. И. Чайковского)(モスクワ放送交響楽団)やチャイコフスキー名称国立弦楽カルテット(Государственный квартет им. П.И.Чайковского)も活躍しています。
【番外編】
☆【旧ソ連圏 バルト3国 エストニアのなかのロシア】海辺のチャイコフスキーのベンチとハープサルの想い出