クリスマスはモスクワで最も好きな場所のひとつ、マルフォ-マリンスカヤ修道院へ。
△教会へ入るとき、女性は頭にスカーフを被ります。
聖人になったマルフォとマリヤの姉妹は、聖書のなかでイスラエルのエルサレム近郊の街に暮らしており、イエスが家を訪れた際に、もてなすために立ち働く姉マルフォと静かに説教に聴き入るマリヤの対照的な様子はフェルメールなど多くの画家も描いています。この修道院を設立したエリザヴェータ・フョードロヴナもにも愛する姉妹がいました。なかでも4女のアレクサンドラは、エリザヴェータの結婚式が出逢いでとなり、ロシア帝国最後の皇帝ニコライ2世の皇后になったといわれています。ロシアへ渡り、ロシア正教に改宗し、ロシアの民のために人生を捧げたエリザヴェータとアレクサンドラ姉妹も、のちに聖人になりました。
美しく気高く慈悲深いエリザヴェータ・フョードロヴナを感じることができ、いつ訪れても優しさに包まれる特別な場所です。
Марфо-Мариинская Обитель милосердия https://www.mmom.ru
住所: Ulitsa Bol’shaya Ordynka, 34,
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