ロシアナウンサー時代にお気に入りの場所のひとつだったモスクワ音楽院の隣の «Кофемания»コフェマニア。
チャイコフスキー記念モスクワ音楽院の前には、もちろんチャイコフスキー像。背景には五線踏とハープ、ちょうど満開のリラの花。
窓からは音楽院の学生さんたちの演奏でしょうか・・・いつも音楽が聞こえてきます。
ホールへ続く扉を押すと、足音の響くロビーやチケット売り場も懐かしいです。またゆっくり聴きに来たいです。
音楽院の隣の «Кофемания»は、各テーブルの中央ガラス部分に音楽家に関する資料や写真、楽譜がディスプレイされています。偉大な音楽家の息づかいを感じ、また楽器を持った学生さんやコンサート帰りの方の高揚感も伝わってきて、いつもなんだか音楽のなかに身を浸しているようなワクワク感があります。
いつもショーケースに美しいケーキが並んでいます。変わらぬ雰囲気でうれしくなります。
△“КИМУРА (キムラ)“という名前のケーキも!
△右側は“Счастье(幸せ)“という名のケーキ 410ルーブル。奥はЭклер шоколадный 310ルーブル、左はФранцузский торт 410ルーブル。これらのフランスのケーキ以外にイタリア、ドイツ、アメリカ、そしてたくさんのロシアのケーキがあります。
△左は、ラテアートが美しいカプチーノ(330ルーブル)。バリスタもこれまで数々の賞を受賞しており、コーヒーの味に自信を持って提供しています。右は、デミタスカップのエスプレッソに薄切りレモンが添えられた一杯・・・イタリアのコフェ・ロマーノのようにロシアでも時々レモンを添えたコーヒーを見かけます。
最近は、土日には子ども向けのイベントが開催され、遊ぶスペースも用意されています。スタッフのお姉さんが一緒に遊んでくださいます。
可愛らしい子ども向けのケーキはもちろん、キッズメニューもありました。
△キッズメニューのМорозко(ванильный молочный коктейль) 390ルーブルとДетские колбаски 430ルーブル(Гарниры付け合わせは、картофельное пюре マッシュポテトか картофель фри フライドポテトか選べます)
子どもメニューにはほかに、Клёпа(ミニバーガー2個セット)やБлинчики ブリヌイ、Сырники-бананы スィルニキというチーズケーキとバナナ、Мини пельмени ミニ・ペリメニなどのプレートがありました。
△コーヒー豆の販売や注文ケーキも受け付けています。
ロシアといえば紅茶の国!というイメージでしたが、2007年頃からモスクワではコーヒーを提供するカフェがぐんと増えました。海外からはスターバックスがオープンして話題をあつめ、ロシア国内でも、コフェハウス、コフェビーン、ショコラードニッツァなどのチェーン店が増えていきました。(関連ブログ☆кофемания コフェ・マニア☆)
コフェマニアは2001年に登場し、数あるロシアのコーヒーチェーンのなかでも確かな味と上品で落ち着いた雰囲気のまま2017年現在も不動の人気を誇っています。
公式サイト https://coffeemania.ru