今回は2017年モスクワのバス事情をご紹介します。
かつては、モスクワ市街地の地図に加えて、автобус(バス)、 троллейбус(トロリー)、 трамвай(トラム) などの路線や停留所が書いてある地図も持ち歩いていましたが・・・2017年、スマートフォンのアプリで便利になっていました。
△バスもトロリーもトラムも新しい車体はブルーに統一され、ラッピングされた車体もよく見かけます。
△こちらが停留所。ここへ停まる路線、あと何分で到着するかなどが表示されています。
△路線図とベンチ横には充電可能スペースも。
△乗車料金は、地下鉄と共通のチケットや«Тройка»カードなどを使用するか、こちらの小窓から運転手さんにお願いして購入します(55ルーブル)。陽射しの強い夏!日本では見かけないサングラス姿の運転手さん、ちょっと強面ですが優しく対応してくださいました。
△前のドアから乗り、チケットやカードをこの機械にかざして車内へ。ベビーカーや車椅子の方は後ろのドアから乗車できます。
車内は、進行方向と逆向きの席もあって、これは昔から変わっていません。前方のボックス席や後ろのドア付近は優先席、後方は座席が高くなっています。シートもブルーが基調で、黄色をアクセントにモスクワの景色が描かれています。
電光掲示板には次の停留所が表示されます。(車内アナウンスは次に停まる停留所と、その次の停留所がアナウンスされますので要注意です)
便利なアプリがロシア語でも英語でもさまざまありますが、たとえば«Яндекс. транспорт»では、現在地から行きたい場所へ、バスやトラムやトロリーのどの路線を乗り継いでいけばよいか、所要時間や利用する停留所、そしてそれぞれの乗り物が今どこを走っているか、リアルタイムで把握することが出来ます。場所によって渋滞はあるものの、いつ来るのか来ないのか全く分からなかった頃とは大違いの快適さです。
△“乗降中”のサインが消えたら、“СПАСИБО ありがとう“の表示とともにドアが閉まりバスが出発!10年前のロシアと何よりも変化したのは、こんなところかもしれません。
地図と乗り物が大好きな息子は、この公共交通機関が地図上で動くアプリが大好き!モスクワの街中を眺めながら移動できるので、とても楽しいです。
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