結婚式も人気だという函館市旧イギリス領事館。
当時の領事執務室が再現されています。窓際には、函館を愛し、函館に愛されたリチャード・ユースデン領事!
開港の歴史や文化を楽しく学ぶことができる開港ミュージアムも必見です!
船室のような展示室。樽には仕掛けが施してあり、スコープをのぞくと明治へタイムスリップできたり、ハンドルを回すと音楽に合わせてダンスが始まったり。ゆらゆらと波に揺られている気分を味わえるベンチも。
外国船の影が忍び寄る開港前夜から、ペリーの黒船来航をきっかけに日本で初の国際貿易港として開港するまで、時代や興味深いテーマに分かれて分かりやすくまとまっています。
階段を降りていくと、敷き詰められた絨毯に『箱館開港 世界大鳥瞰図』!
国際都市函館の外国領事についても解説されていました。1857長崎で結ばれた日露追加条約で貿易港としての下田は閉鎖されることになり、ロシア本国は最初の日本領事を箱館に派遣しました。翌1858年にロシア領事ゴシケヴィッチ一行15名が到着。実行寺を仮領事館として教会を建てます。開港後に幕府の許可を受けて日本で最初に作られたキリスト教会です。1860年には現在のハリストス正教会の場所に壮麗な白亜の領事館と付属聖堂を建てて有名になりました。(過去関連ブログ☆【今日のロシア】函館ハリストス正教会、☆【今日のロシア】函館 称名寺、実行寺、中原悌二郎の墓)
△箱館に“ヲロシヤ“も見えます。
△露西亜もあります。
館内にはティールームと英国雑貨を取り扱うショップも。あら、こちらにもマトリョーシカ発見!
18種45株のバラに囲まれた洋式庭園も人気があります。ヴィクトリアン調にデザインされた「あずまや」とブロンズの噴水が英国の雰囲気を醸し出し、このローズガーデンで領事館ブライダルをご希望する方もいらっしゃるのだとか。
近くには、世界に誇る北方民族コレクションを保有する函館市北方民族資料館もあります。