【今日のロシア】プーク人形劇場に行ってまいりました!

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春休み、いかがお過ごしでしょうか?私は息子と一緒に、はじめてのお料理教室へ行ったり、レゴスクールで働く乗り物を作ったり・・・。今日はプーク人形劇場で『ハリネズミと金貨』を観てまいりました。

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 新宿駅から徒歩7分、大都会の真ん中でずっと、世界の優れた人形劇や日本伝統劇を上演しつづけてきました。

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1929年、劇団の創立当時の若者たちは、国際共通語エスペラント運動にも積極的で、エスペラント語の“人形“と“クラブ“の頭文字からプークと名付けられたそうです。ロシアでエスペラントに触れ、日本に紹介したのは、東京外国語大学の大先輩、二葉亭四迷。染井霊園の隣にあったかつての西ヶ原キャンパス時代、渡辺雅司名誉教授の最初のロシア語の授業では、決まってクラス皆で、二葉亭四迷のお墓までご挨拶に伺う、というものでした。(過去関連ブログ☆【今日のロシア】二葉亭四迷にご挨拶

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そして、1971年に新宿に現在のプーク人形劇場が完成しました。エントランスには小さなテラス席もあり、コーヒーやスイーツが楽しめます。世界中のお人形が飾られ小さなお土産やさんもある1階から、地下の劇場へすすみます。

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1階席&2階席あわせておよそ100席の可愛らしい劇場。優しくファンタジーの世界へ誘ってくれそうな緞帳も素敵です。

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目をきらきらさせて待ちきれない様子の子どもたちがいっぱいの子ども席が前方に。後方には、赤ちゃんを抱っこした親子や、大人の方も沢山いらっしゃって、老若男女に愛されていることがわかります。後ろの席のお子さんには手づくりの子ども椅子を用意してくださったり、どの席からもよく見えるようにというスタッフの皆様の温かな心遣いを感じます。

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これまでもロシア文化フェスティバル IN JAPANとの共催でモスクワ子ども人形劇場の『ハリネズミとウサギとクマ』がチェブラーシカと同時上演されたり、チュコフスキー作『わにがまちにやってきた』などロシアの作品が上演されたり、昨年2015年には海外特別公演としてポリーナ・ボリソヴァ『Go!』が上演されたりとずっと気になっていたプーク人形劇場ですが・・・初めて伺うのはこれ!と決めていました。息子も私も大好きな絵本、オルロフ作『ハリネズミと金貨』。(過去関連ブログ☆【今日のロシア】ハリネズミと金貨

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物語の世界観やセリフを大切にしながら、クスッと笑える動きやほろっとさせられる音楽などのアレンジも効いていて、惹き込まれました。人形劇は久しぶりでしたが、人形を操っている人形師さんたちの、人形と一心同体の声や動き、その臨場感も魅力的で、それは普段アニメなどに親しむ機会の多い現代っ子たちにとっても同じとみえ、終演後にはさっそく子どもたちが人形劇ごっこをしていました。なによりも人形たちの表情や動きの可愛らしいこと!『ハリネズミと金貨』のおはなしの世界もそうですが、お金では買うことができない宝物が心のなかにあることを教えてくれます。アンケートに感想を記入して、きのこのポストへ投函。

同時上演は、宮沢賢治原作の『霧と風からきいた話』でしたが、日本の作品との2本立てというのもバランスがとてもよくて大満足でした。鹿たちの個性豊かな動きや表情、そして幻想的な鹿踊りのフィナーレには拍手喝采でした。

関連☆【今日のマトリョーシカ】プーク人形劇場 人形のマド

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