ロシア文化フェスティバル IN JAPAN事務局の新年会にご招待いただいて、銀座一等地に2015年リニューアルオープンした渋谷ロゴスキー 銀座本店へ伺いました。
第二次大戦中に軍人として満州に赴任していた長屋緑さんが、ハルビンのロシア人街で食べたロシア料理の記憶を元に1951年創業。2015年年3月まで渋谷で64年間にわたり営業していた渋谷ロゴスキーさん。1965年には「東急プラザ 渋谷」に移転し、2014年の同館閉館と共に渋谷での営業を終えて以来、多くのファンが再オープンを待ち望んでいました。
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△銀座に似合うシックな店構えながら、赤煉瓦でロシア料理を思わせる温かさも。
△入り口を入ると開放感があり落ち着いた店内が見渡せます。
△天井のステンドグラスが華やかな窓辺のお席は、懐かしい渋谷のお店を思い出させてくれます。
△渋谷のお店で飾られていたグルジア銅版画など15共和国時代の貴重なコレクションから、銀座本店の雰囲気に合わせて選び抜かれディスプレイされた雑貨が、ボルシチのビーツのような深く美しい赤紫色に映えています。
△1870年から続くかつてのロシア王室御用達ワイナリーのシャンパン“АБРАУ-ДЮРСО”で優雅に乾杯。ランチコースを頂きました。ホフロマ柄が美しいお品書きにはロシア語も。
△前菜とサラダの盛り合わせに、2種の自家製ライ麦パン
△卵と挽肉の揚げピロシキ
△ウクライナボルシチ
△メインディッシュは肉と魚からお選び頂けます。こちらは魚料理
△きのこと鶏肉のつぼ焼き。器にロゴスキーの文字。
△デザート(思わず一口頂いちゃった!)とロシア紅茶
ロゴスキー渋谷店の伝統と温もりに、ロゴスキー深沢カフェの小粋なセンスが調和して、ロゴスキーで味わうお料理と心地良い雰囲気はさらにグレードアップしたように感じました。銀座のお気に入りスポットがまたひとつ増えました。
△私のお隣が、ロゴスキー銀座本店オーナーの横地美香さんです。
さて、事務局長からは2016年のロシア文化フェスティバル IN JAPANの展望、そして魅力的ないくつかのプログラムが発表されましたので、またロシア文化フェスティバル公式blogにてご紹介いたします。
今年のプログラムの枠内で、トルストイ『復活』カチューシャ役で知られる女優・松井須磨子を演じられる、女優でフェスティバル日本組織委員会副委員長の栗原小巻さんと、そんなカチューシャの歌を子守唄替わりに育ったという一橋大学名誉教授で、ロシア科学アカデミー会員でもいらっしゃる中村喜和先生を特別ゲストにお話を伺いました。