【今日のロシア】箱根・彫刻の森美術館

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箱根の大自然のなかで楽しめる野外美術館、箱根・彫刻の森美術館。7万㎡の緑豊かな庭園に、 近・現代を代表する彫刻家の名作約120点が常設展示されており、自然に溶け込みながら形を変えていく迫力ある作品群に囲まれて、思い思いに芸術と触れ合うことが出来ます。

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△この風景のなかに、ロシア系作家の作品がふたつあります。ひとつは中央のОсип Цадкин作『住まい』。オシップ・ツァトキンは、現在のベラルーシに生まれ、フランスでエコール・ド・パリのメンバーとしてピカソやモディリアーニ、藤田嗣治らとともに活躍しました。フランスを代表する作家として知られ、現在もフランスに美術館やアトリエが残されていますが、ツァトキンの結婚に際しては藤田嗣治が証人となり、晩年には日本の二科展に外国会員として出品するなど、親日家としても知られています。

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△もうひとつはНаум Габо作『球型のテーマ』。タトリンやマレーヴィチ、ロトチェンコなどロシア・アヴァンギャルド期の作家として知られるガボですが、芸術の社会的効用を重視したタトリンとは立場の相違を明らかにし、ソ連を離れ主に外国で活躍しました。球型はガボが終生こだわり取り組んだテーマのひとつです。

このほか、世界有数のコレクションを順次公開しているピカソ館も見逃せませんし、ダイヤモンドの結晶構造を拡大したジャングルジム『しゃぼんだまのお城』や星の形の巨大迷路『星の庭』のように子どもと遊べる作品、ちょっと疲れたら天然温泉の足湯もあり・・・と家族で楽しむことができます。

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