東京・浅草神社の三社祭りで、いつもにもまして賑わう週末の浅草。
名物の天丼も鰻もすき焼きも行列ですが・・・洋食、しかもこの辺りはロシア料理店も多いエリアです。以前ご紹介しました昭和44年創業マノスや、そこで修行なさったというシェフによる浅草のラルース、ストロバヤ、ボナフェスタ、業平橋のベルーガなど、メニューの雰囲気も似ていますが、一番人気の“キャベツロール“の味わいがそれぞれ異なるところで、贔屓のお店が決まるようです。今日はラルースさんへ。
△新仲店通りから路地へ。お店の前を御神輿が通ります。あちらからもこちらからも威勢のよいかけ声!けれども、一歩お店に入ると喧噪が嘘のように静かで、落ち着いた灯りの空間が広がります。
メニューは、最近人気のお得なランチセットではなく、前菜・ボルシチ・メイン・ロシアンティー・ピロシキの楽しめる5,500円〜のコース数種類とアラカルトから選べました。いずれも、ロシアにこだわりすぎず、日本人にも親しみやすい洋食メニューも用意されています。
△限定20食のキャベツ・ロールは残念ながらすでに完売!
△ロシア風サラダにはサーモンと玉ねぎがたっぷり!お店で販売もしている特製ドレッシングでいただきます。
△ボルシチ。ビーツの色と味と同じくらいに、しっかりとしたブイヨンスープの色と味が際立っています。(ロシア料理店には珍しく、黒パンやライ麦パンは注文して頂きます。)
△シャリャーピンステーキ。日本で生まれ日本で楽しめるロシア料理メニューの代表選手。かつて歌手シャリャーピンが帝国ホテルに滞在時、柔らかいお肉を召し上がっていただきたいと考案されたそうです。たしかに柔らかい〜
△ピロシキ(一皿2個から)ふんわりソフトに揚げられています。中身は挽肉たっぷりで、ケチャップとマスタードがお好みで添えられています。
△生クリームの乗ったロシア風コーヒーと苺ジャムを入れて頂くロシアンティー。どちらも日本ならではのロシアンティーです。本場ロシアとは違いますが、日本式も美味しいですよね。
ところで、店名のラルースというのはフランス語の百科事典名に由来するそうで、お料理の百科事典のように、開くたび訪れるたびにお客様を豊富なお料理でおもてなししたいという想いと、フランス語でロシアをラ ルースというところからきているそうです。
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