【今日のロシア】伊藤英明の大シベリア

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 3月7日8日の2夜連続で、BS-TBS開局15周年特別企画『伊藤英明の大シベリア』が放映されました。いつの時代も私たちの心に果てしないロマンを感じさせるシベリア鉄道、そして毎冬よく特集されるシベリアの寒極ですが、今回は日本人のルーツを探す旅という切り口で、旅人の俳優 伊藤英明さんが、かつて東を目指した日本人の祖先の辿った路を追体験していきます。

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第一夜『夏と冬・脅威の別世界』では、顔も遺伝子も似ているというブリヤート共和国などを訪れます。私がこのことを改めて意識するようになったのは、やはりボリショイ・バレエ外国人初にして唯一の第一ソリストとして活躍後、ブリヤート共和国の首都ウランウデのブリヤート国立アカデミーオペラバレエ劇場のバレエ芸術監督に就任した岩田守弘さんのインタビューを拝見するようになってからです。

   「日本人は遺伝的にはブリャート人に最も近いのです。その関係は中国人、韓国人よりもずっと互いに近しい。ブリャート人とは容易く理解しあうことができます。ブリャート人の精神的な本質は非常に高度なものです。ここにこれだけ多くのサンクチュアリーがあり、聖なる水があり、ロシアの仏教の中心地であるイヴォルギンスキー・ダツァンがあるのも偶然ではありません。そもそもブリャートの歴史は非常に興味深く、多くの点で日本と関係があります。ウランウデでは日本人の戦争捕虜が建てた建物も少なくありません。私が働く劇場も日本人兵士の手によるものなんです。」(続きを読む: http://jp.sputniknews.com/japanese.ruvr.ru/news/2014_12_12/281202494/

番組でユニークだったのは、旅先で見つけたロシアの風景と日本の風景をシンクロして見せる演出でした。たとえばシベリアの地で、自然を守り敬い、ご神木などに布を結ぶ慣しと、日本の岩手県遠野にある卯子酉様や山梨県忍野村にあるご神木を比較することで、ロシアと日本に同じような文化が残っていることを感じました。

ほかにも、水に祈りをささげ、お金に願いを込めて投げ入れてから飲むという、日本でもなじみ深い水への信仰のかたちを、長野県王滝村の御嶽神社の光景とともに。バイカル湖畔で土地の神様に許しを得るためのオボと呼ばれる石積みの風習を、神話の故郷といわれる日本の宮崎・高千穂の石積みと比較して。

トゥバのシャーマンやホーメイなども特集されていました。

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