ロシアの朝ごはんの定番はいくつかありますが、カーシャもそのひとつ!
セモリナ粉、オーツ麦、カラス麦、キビ、お米、蕎麦の実などのさまざまな穀物を、ミルクやお水+たっぷりのお砂糖、バターと一緒に煮て食べる甘いお粥です。なかでもセモリナ粉ののカーシャは、マンナヤ・カーシャと呼ばれます。
家庭でも忙しい朝に手軽に栄養がとれるカーシャは人気で、スーパーには手軽にチンして食べるレトルトもあります。
△ホテルの朝食でもありますし・・・(関連☆【モスクワ郊外 新エルサレム】ダーチャのなかのリゾートホテル!)
△カフェのお洒落ブランチでもこのとおり!(関連☆【モスクワのカフェ】カフェ・チャイコフスキーで朝食を)
寝台列車でも、カーシャかブリヌイか選べましたし(私はブリヌイ を選んでしまいましたが・・・関連☆モスクワ通信『あなたはどちら?寝台特急レッド・アロー号それとも高速鉄道サプサン?』)
ロシアでは幼稚園や学校給食で、朝ごはんも提供されるのですが、好き嫌いゼロの息子が唯一苦手だったのがこの甘いカーシャでした。「おはぎや赤飯はいいんだけど、ごはんが甘いのはなんだか・・・」
△その後、イギリス暮らしでは、給食のデザートやホームパーティの締め括りにライス・プディングが出ることも。(☆【英国のお気に入り】初めてのライス・プディングと英国式ホームパーティー)
ところで、カーシャはカーシャでも「蕎麦の実のカーシャ」は、塩とバターで味付けされている甘くないものも。香ばしくて、ちょっとクセになる味。
△ファーストフード店の朝食メニューの蕎麦の実のカーシャ(関連☆【ロシアのファーストフード事情】2017 〜ТЕРЕМОК テレモーク〜)
△モスクワの大好きなロシア料理店マリ・ヴァンナのビーフストロガノフ。牛肉ときのこをスメタナでクリーミーにソテーしたお料理で、付け合わせはジャガイモが多いのですが、こちらでは蕎麦の実も選べます!香りがよく滋味豊かで、この組み合わせもなかなか病みつきになりそう。関連☆【モスクワのレストラン】可愛らしいアンティークハウス Мари Vanna (マリ・ヴァンナ)
△ビーフストロガノフと蕎麦の実。ロシアではよくメインの付け合わせとしても茹でた蕎麦の実をいただきます。(関連☆【英国のなかのロシア】ここはモスクワ?ロンドン?ロシア料理Мари Vanna (マリ・ヴァンナ)のロンドン店)
△棚にずらりと並ぶ蕎麦の実!コロナ禍のステイホーム前に一時期スーパーの食材が買い占め⁉︎とニュースになったときに、がらりとしていたのは蕎麦の実のコーナーでした。長持ちして栄養豊富、しかも安いので、欠かせない食材なんでしょうね。
ヘルシーなダイエット食として、日本でも近年オートミールが人気で、和風に味つけをしたり工夫されたメニューがたくさん登場しています。もともとお蕎麦が大好きな日本人ですから、そのうち蕎麦の実のお粥もプームが来るかな?