モスクワでは夏の間、平日を都心部のアパートで暮らし、週末には郊外の菜園付きの別荘で過ごす人が多く(【モスクワ郊外の村】ロシアの菜園つき別荘ダーチャで満喫する夏の一日)、金曜日は郊外へ、日曜日は郊外から都心部へ向かう車で“ダーチャ渋滞”も見られます。特に新型コロナウイルス感染症が猛威を振るった2020年夏は、夏休みもどこへも出かけられずステイホームで過ごす時間が多かったので、お友達が郊外のダーチャへ招いてくれる時間が天国に感じられました・・・!「祖父が建てたのよ」というような可愛らしい小屋を少しずつ大切に修理しながら暮らしているダーチャも素敵ですし、まるでお城のような豪邸ダーチャも素敵。
バースデーパーティをするから遊びに来て!と声をかけてくれたのは、息子のクラスメートの一人。渡された地図には“この辺り”とGoogle地図にピンが立っていました。「近くにきたら電話してね!」
だいたいこの辺り・・・と車を降りてから、たくさんのダーチャを眺めつつ歩きます。空が広い!空気がおいしい!緑が生き生きしてどのダーチャからも笑い声や話し声が聞こえます。
「ようこそ〜!待ってたわ」手を広げて迎えてくれる友人。息子とクラスメートはさっそく手を取り合ってどこかへ走っていってしまいました。お友だちのダーチャでは、風船の飾り付けが始まっています。早速みんなでお手伝い!
△お誕生日おめでとう!のガーランド
△「あとで主人がここで美味しいお肉を焼くわね!楽しみにしてて」
△「まあまあ、まずは乾杯でも!ゆっくり飲みながら用意しましょう。ゆっくり座ってくつろいでいてもいいのよ。」
△「あとでプールで泳ぎましょう!プールの掃除は息子の仕事なの。」
△「冬になったらこの木にライトアップしてクリスマスツリーにするの!」
△「うちの菜園よ。小さいけれどフレッシュなハーブを食べられるの。」
△「そうそう、あの隙間からお隣さんのダーチャへ行けるのよ!来て、紹介するから」なんだか冒険気分・・・子ども時代に戻ったみたいです。
△ご自慢の“モネの池”を見せていただいてお茶を飲みつつおしゃべり・・・「あ!パーティの準備があるんだったわ!帰らないと!」
のんびりした時間に身も心もリラックス!3月から続いた新型コロナ・ウイルス感染拡大のための厳しいロックダウンやその後も長引くステイホーム、慣れないホームスクーリングなど・・・何もかもが今だけは遠い世界のことに思えます。美しい自然の力に癒されて身体の底から力が湧いてくるようです。(→つづく☆【モスクワ郊外の村】セレブなダーチャでお誕生日会!〜2〜)